姫路・生野銀山を巡る「銀の馬車道・鉱石の道」1泊2日モデルコース
姫路・飾磨港と生野鉱山を南北に結ぶ全長49キロの銀の馬車道。日本初の高速産業道路として、鉱物や資材を届ける馬車が盛んに行き交った沿線には、往時のにぎわいを伝える施設が点在しています。生野は約200年前の開坑以来、「佐渡の金、生野の銀」と称された鉱山町。そこから神子畑、明延、中瀬の鉱山群をつなぐ24キロは鉱石の道と呼ばれ、近代日本の発展を支えた産業遺産をたどることができます。
- 所要時間
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- 1泊2日
- エリア
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- 播磨
- 但馬

史跡生野銀山
1200年の歴史が息づく、日本の産業を支えた坑道
兵庫県朝来市に位置する史跡生野銀山は、大同2年(807年)にその歴史が始まったと伝えられる、日本屈指の古い鉱山です。戦国時代には織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった時の権力者が直轄で管理するほど、重要な鉱物資源の供給源でした。
生野銀山の最大の魅力は、坑道を実際に歩いて見学できること。総延長350kmにも及ぶ広大な坑道の一部が公開されています。江戸時代の手掘りの跡や、近代的な機械掘りの様子がリアルな人形で再現されており、当時の鉱山で働く人々の過酷な労働環境や、日本の産業発展を支えた人々の熱気を感じることができます。また、坑道内の気温は年間を通して約13度とひんやりしており、夏の暑い日でも涼しく快適に過ごせるのも特徴です。
生野銀山は、「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」として日本遺産にも認定されています。
「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」は、兵庫県の生野銀山から姫路港までを結ぶ約75kmの道のことです。鉱石を運んだ道であり、日本の近代化を支えた産業遺産としてその価値が認められています。
1200年もの長い歴史の中で、日本の経済と文化に大きな影響を与え続けた生野銀山。かつて隆盛を極めた鉱山に、ぜひ訪れてみてください。
基本情報
- 住所
- 朝来市生野町小野33-5
- 電話番号
- 079-679-2010
- 営業時間
- 4月〜10月:9:10〜17:20(受付終了16:40)、11月:9:10〜16:50(受付終了16:10)、12月〜2月:9:40〜16:20(受付終了15:40)、3月:9:40〜16:50(受付終了16:10)
- 休業日
- 12月~2月の毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
酒岳堂 坑内貯蔵酒
年間を通して約13度と温度が一定している好環境を生かし、生野銀山の坑道内で地元酒蔵、田治米合名会社の「銀竹泉」をはじめ12〜13種類を貯蔵。バランスが取れて酒本来のおいしさが味わえると好評で、売店でも販売しています。
朝来市旧生野鉱山職員宿舎
俳優、志村喬の記念館としても有名
政府直轄の銀山に赴任した官吏らのために建てられた日本初の官舎。4棟を残し、造りが同じ3棟は明治、大正、昭和と時代別に復元されています。うち1棟は宿舎で生まれ育った俳優、志村喬の記念館として、ゆかりの品々や資料を展示しています。
基本情報
- 住所
- 朝来市生野町口銀谷697-1
トロッコ軌道跡
生野まちづくり工房井筒屋の近くにある、川の中に美しい石垣を積み上げ誕生した生野のトロッコ軌道跡。かつては小さな電気機関車が鉱石を運んだ歴史の道が、現在は情緒あふれる遊歩道として再現されています。特におすすめは姫宮橋からのパノラマビュー。清流に映える石垣のカーブは、まさに生野の原風景です。
生野まちづくり工房井筒屋
江戸時代の郷宿を再活用
代々鉱山の郷宿を営んでいた旧吉川邸を改修した、口銀谷地区のまちづくりと観光案内の拠点。休憩スペースやカフェ、ギャラリーとして使われ、銀の馬車道グッズも多数販売しています。入館無料。近くには川沿いに復元されたトロッコ軌道跡が続いています。
基本情報
- 住所
- 朝来市生野町口銀谷640
生野ハヤシライス
ちょっと休憩。生野おすすめランチ
昭和30年代に生野の鉱山職員の社宅で食べられていたハイカラな洋食の味を地域ぐるみ」で復元。生野地区10店舗で味わえます。
明延鉱山探検坑道
約650メートルの坑道を探検
奈良・東大寺の大仏鋳造の際に、銅が使用されたと言い伝えが残る古い鉱山。
明治42年に錫鉱が発見されて、「日本一の錫の鉱山」として栄えました。昭和62年に閉山したが「探検坑道」として一部が公開されており、むき出しの岩肌や地面、削岩機などを見学することができます。
基本情報
- 住所
- 養父市大屋町明延
神子畑選鉱場跡
「不夜城」と呼ばれた東洋一の選鉱場
大正時代に明延鉱山の選鉱施設として建設され、東洋一とうたわれた機械選鉱場跡。敷地内には生野の鉱山開発に貢献したフランス人技師、ムーセの元住居(旧神子畑鉱山事務舎)も移築されています。また、車で約5分の所には、全鋳鉄製の橋としては日本最古の神子畑鋳鉄橋も。鉱石の道を整備する際に架けられた橋で、国指定重要文化財です。
基本情報
- 住所
- 朝来市佐嚢1826-1
塩田温泉
田園風景広がる姫路の奥座敷
効能豊かで良質な温泉を求め、江戸時代には各地から多くの湯治客が訪れた名湯。一帯は夢前川と播磨の山々に心癒やされるのどかな風景が広がります。現在は2つの旅館が営業しており、どちらも趣向を凝らした浴場が魅力です。
姫路城
日本の歴史と美を感じる世界遺産・国宝 姫路城。白鷺の舞う優美な現存天守
日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録された、日本を代表する名城です。その美しい白壁は「白鷺城(しらさぎじょう)」とも称され、まるで白鷺が羽を広げたような優雅な佇まいが訪れる人を魅了します。約400年の歴史を誇り、戦火を免れた「不戦・不焼の城」として当時の姿を今に伝えています。
敵の侵入を阻むための巧妙な設計も、名城と呼ばれる所以。迷路のように入り組んだ通路や急階段など、一歩足を踏み入れるごとに城の巧みな仕掛けにわくわくします。石垣の至る所に刻まれた石工たちの印「刻印(こくいん)」を探すのもおすすめです。天守閣の最上階から望む360度のパノラマは格別!城下町はもちろん、遠くの山々まで見渡す絶景をお楽しみください。
季節ごとに異なる表情を見せてくれる姫路城ですが、特に春は桜が咲き誇り、白亜の天守とピンクの花々が織りなすコントラストは息をのむ美しさ。また、白漆喰が映える白色や季節限定カラーでライトアップされる夜の姿も見逃せません。
基本情報
- 住所
- 姫路市本町68番地
- 電話番号
- 079-285-1146
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門16:00) ※季節により変動します
- 休業日
- 12月29日~12月30日
姫路城西御屋敷跡庭園 好古園レストラン活水軒の穴子重セット
おすすめランチ
姫路名物の穴子がぜいたくに載ったお重に汁物、小鉢、果物付き。刻み穴子の丼に天ぷらや小鉢が付いた「穴子丼セット」も。
旧国鉄飾磨港線跡
ウォーキングコースとしても最適
播但鉄道(現在のJR播但線)の一部として1895年に開業し、姫路駅から飾磨港駅までの5.6キロを結んだ通称「飾磨港線」。旅客や製鉄所への資材を運んだものの、1986年に廃線となりました。跡地は緑豊かな遊歩道として整備され、亀山駅近くには駅名標のモニュメントが残ります。
亀山本徳寺
新選組ゆかりの本堂は見応え十分
浄土真宗本願寺派の寺。京都・西本願寺北集会所を譲り受けた本堂は移築前、新選組が屯所として使用、柱には刀傷が残っています。近世の真宗寺院建築の景観を維持した貴重な遺構として、NHK大河ドラマ「新撰組!」や映画「本能寺ホテル」のロケ地としても使われました。
姫路みなとミュージアム
銀の馬車道について知るならここ
姫路ポートセンターの2階にあり、海と港、銀の馬車道について学べる施設。開通湯治の飾磨津の町並みを表現した模型のほか、クイズコーナーや展示などでその歴史に迫ることができます。
基本情報
- 住所
- 姫路市飾磨区須加294 姫路ポートセンター2階



















































