韓国から兵庫へ美の巡礼。大自然×禅体験×美食で心と体を整えるウェルネス旅
- 掲載日
- 2026.10.01
- 最終更新日
- 2026.10.07
旅とグルメを愛する編集部。好奇心の赴くままに、国内外どこへでも取材に出かけます。土地の魅力やおいしいもの、そこで暮らす人々の物語を探して、ライフスタイル誌や観光事業の記事に神出鬼没に登場中。
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- 旅とグルメ

美容大国である韓国から兵庫県へと場所を移しながら、さまざまな自然のパワーをたどり、つながり、自分と向き合う。心と体を整えてインナービューティー(本質的な美しさ)を引き出す旅へ。
韓国の伝統医術「韓方」を体感する
山清東医宝鑑村。©Photo Korea - Korea Tourism Organization
ウェルネス旅の始まりは韓国から。慶尚南道西部の山清郡にある「山清東医宝鑑村」は、韓国の人々の生活に深く根付く「韓方(ハンバン)」のテーマパークとして知られている。
金海国際空港から釜山-金海軽電鉄で釜山西部バスターミナルに出て、市外バスに乗り、山清東医宝鑑村へ(所要時間約3時間)
山清東医宝鑑村の全景。©Photo Korea - Korea Tourism Organization
韓方とは、もともと中国で発達した漢方が韓国に伝わり、独自の発展を遂げた医術。薬草の里として有名な山清につくられた山清東医宝鑑村は、広大な敷地に韓方をテーマにした施設が点在。博物館や展示館では韓方の歴史や薬草について学べるほか、温熱ヒーリング体験などを楽しめる。夜は韓方自然休養林にある宿泊施設に泊まり、ゆっくりと体を休めたい。
山清東医宝鑑村
住所:慶尚南道山清郡今西面東医宝鑑路 555番ギル 45-6
電話:+82-55-970-7216
営業時間:9:00~18:00
定休日:東医宝鑑村は年中無休、博物館は毎週月曜日、元日・ソルナル・秋夕休み
日本語HP:https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/infoHtmlView.do?vcontsId=137798
韓国語HP:https://korean.visitkorea.or.kr/detail/rem_detail.do?cotid=3c375301-489b-4ef2-adff-0ad2cdb11902
生薬を使ったおいしい韓方茶
「Tea Therapy」の韓方茶。©Photo Korea - Korea Tourism Organization
健康茶である「韓方茶」は、不眠や消化不良、頭痛など、心身のバランスの崩れからくる体の不調に効果的だ。そこで訪れたいのが、ソウル特別市鐘路区にある「Tea Therapy」。
山清東医宝鑑村からは市外バスでソウル南部ターミナルに出て、ソウル地下鉄3号線に乗って安国駅で下車(所要時間約4時間)。
「Tea Therapy」では味と香りのよい生薬を厳選しており、体質チェックの質問に答えると、タイプ別に合ったお茶にたどり着くようになっている。足湯スペースも併設され、入浴剤入りの湯の中に足を入れてくつろぎながら、注文したお茶を飲むことができる。
Tea Therapy
住所:ソウル特別市鐘路区ユンボソンギル 74
電話:+82-2-730-7507
営業時間:10:00~21:00
定休日:ソルナル・秋夕休み
日本語HP:https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=137795
韓国語HP:https://korean.visitkorea.or.kr/detail/rem_detail.do?cotid=8225ec99-a1b1-4c2b-831b-e9729d300079
神戸で緑と滝に包まれてリフレッシュ
高さ43mから豪快に流れ落ちる雄滝。©神戸観光局
ソウルと直行便で結ばれている兵庫県神戸市。海や山、温泉、そして豊かな風土が育む食文化に恵まれた兵庫県は、ウェルネス旅に最適な場所。美しい海を臨む絶景、森林浴、その土地ならではの食材を使ったヘルシーな食事など、五感を刺激するさまざまな体験が待っている。
仁川国際空港から神戸空港までは直行便で約2時間。神戸空港の国際線ターミナルはコンパクトにまとまっているため、入国手続きや手荷物の受け取りもスピーディーなのがうれしい。空港から新神戸駅までは直通バスで約25分と市街地へのアクセスも抜群だ。
神戸市街地は六甲山と接近しているため、少し足をのばせば豊かな自然があるのが魅力。まずは、那智滝(和歌山県)、華厳滝(栃木県)と並んで「日本三大神滝」の1つに数えられる「布引の滝」へ向かう。
「布引の滝」とは、雄滝(おんたき)、雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝の総称。新神戸駅からハイキングコースが整備されており、最も上流にある雄滝には約15分で到着する。高さ43mから流れ落ちる雄滝はダイナミックな美しさがあり、見る人をひきつける。
雌滝。©神戸観光局
さらに、布引渓流には神秘的な逸話がある。かつて船乗りの間で、布引渓流の水は赤道を超えても腐らないと重宝され、「神戸ウォーター」として世界的に名をはせたという。そんな清らかな水のパワーを間近で感じ、心身が浄化されていく感覚を味わおう。
布引の滝
住所:兵庫県神戸市中央区葺合町
電話:0570-090800(神戸観光局)
HP:https://www.feel-kobe.jp/facilities/0000000093/
目にも心にもやさしい四季折々の草花
神戸布引ハーブ園の展望プラザ。
ラベンダーやカモミールなど、ハーブは優れたリラックス効果があることで知られる。六甲山にある日本最大級のハーブ園「神戸布引ハーブ園」は、約200種75,000株の花とハーブが咲き集い、深い癒やしを得られるスポットとして人気だ。
新神戸駅から徒歩約5分にある「神戸布引ロープウェイ」に乗り、山頂駅で降りると神戸布引ハーブ園に到着。ロープウェイの車窓からは、神戸の街並みを一望。約10分の空中散歩を楽しめる。
ロープウェイからは布引の滝など神戸の名所が見える。
春夏秋冬でさまざまな表情を見せる「四季の庭–くつろぎの庭–」。
標高約400mの山頂にある神戸布引ハーブ園には、テーマの異なる12のガーデンがあり、ハーブをはじめ、バラ、アジサイ、ヒマワリ、コスモスなど四季折々の花々が庭園を彩る。
「ガーデンプレートコレクション」は色鮮やかな「Herb Garden」をイメージした一皿。
また、山頂レストランの「ザ・ハーブダイニング」では、園内で育てたハーブやエディブルフラワーを使った「ガーデンプレートコレクション」が人気。前菜8種と選べるメイン料理のランチコースで、目にも鮮やか。体の中から健やかになるひとときを味わえる。
エメラルド・ラウンジ。
絶景を楽しむなら、カフェとテラスが融合した「ザ・ヴェランダ神戸」も訪れたい。2026年4月に新設された「エメラルド・ラウンジ」は、森の中に浮かび立つような幻想的な雰囲気の中、時間を忘れてゆっくりとくつろげる。
神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
住所:兵庫県神戸市中央区北野町1-4-3
電話:078-271-1160
神戸旧居留地のホテルで優雅なステイ
歴史的建造物が数多く残る神戸旧居留地。©神戸観光局
ロープウェイの山麓駅からタクシーで約20分にある神戸旧居留地は、1868年の神戸開港に合わせて整備されたエリア。整然とした街路に重厚な石造りのビルディングが立ち並び、異国情緒が漂う。
ジ オリエント 神戸のロビーからは神戸港が見晴らせる。
ここに立つ「ジ オリエント 神戸」は、格式のある佇まいながら居心地の良さを感じるホテルで、神戸港を見渡し、六甲山を仰ぎ見る絶好のロケーションを誇る。ターミナル駅である三宮駅まで徒歩7分とアクセスも抜群だ。
ジュニアスイートのリビング。
サウナとジャグジー付きのバスルーム。
高層階に位置するサウナ付きジュニアスイートは約77㎡の広さがあり、リビング、ベッドルームに加え、ミストサウナとジャグジーを備えた大理石のバスルーム、ウォークインクロゼットを完備。こだわりのインテリアや調度品に囲まれたラグジュアリーな空間で、リラックスしたステイを楽しみたい。
「STEAK HOUSE MEDIUM RARE」では神戸牛や黒毛和牛を堪能できる。
ホテル内には、厳選した神戸牛や旬の食材をシェフが目の前で焼き上げる「STEAK HOUSE MEDIUM RARE(ステーキハウス ミディアムレア)」など和洋のレストランがそろう。
ジ オリエント 神戸
住所:兵庫県神戸市中央区京町25
電話:078-326-1511
淡路島の大自然の中で禅体験
森の中に佇み、神聖な雰囲気が漂う「禅坊 靖寧」。
神戸の次に訪れたいのは、太陽の道と言われるレイラインが通り、浄化作用や高いエネルギーを持つといわれる淡路島。神戸三宮バスターミナルから高速バスに乗って約50分でアクセスできる「禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)」は、東経135度の地にある禅リトリート施設。
木のぬくもりと香りが感じられるウッドデッキ。
見渡す限りに広がる大自然の中、建築界最高栄誉といわれるプリツカー賞を受賞した坂茂(ばん しげる)氏が設計した木造建築が美しくそびえたつ。1階はラウンジと全18室の宿坊があり、2階にある日本杉を組み合わせて作られた全長100mのウッドデッキでは、インストラクターのガイドのもと、禅や瞑想、ヨガなどが体験できる。
ジャーナリング(書く瞑想)のプログラムもある。
体にやさしい素材をふんだんに使った禅坊料理。
宿泊プランでは、心身を整える禅坊料理を提供。日本の食文化である「発酵」を大切にし、動物性の食材、小麦粉、油、白砂糖は不使用。調味料も1年~3年かけて熟成された伝統製法のものにこだわっている。
必要のないものを極限までそぎ落とした静寂の空間の中、ゆっくりと自分と向き合うことで、心身がリセットされるはず。
禅坊 靖寧
住所:兵庫県淡路市楠本字場中2594-5
電話:0799-70-9087
温泉と海の恵みでパワーチャージ
「ホテルニューアワジ」の特別客室「ヴィラ楽園」。
旅の締めくくりには、淡路島の東海岸にある洲本温泉で癒されよう。禅坊 靖寧からタクシーで約50分、美しい海岸線に立つ「ホテルニューアワジ」は全客室がオーシャンビューの宿。中でも全室専有露天風呂付きでスイート仕様の特別客室である「ヴィラ楽園」は、自宅のようにくつろげる工夫が随所に施されている。
「海の庭」の専用露天風呂。
「海の庭」の広々とした和室とリビング。
例えば人気の客室「海の庭」は、150㎡以上の空間に、和風のリビングダイニングとウッドテラス、美しい庭園が備えられ、優雅なプライベート空間を確保。淡路島の広大な海と空をひとり占めしながら、専用露天風呂を楽しむことができる。
人目を気にせず、客室でゆっくり食事をとれる。
淡路島ならでは海の幸、山の幸が味わえる。
なんといっても、「御食国(みけつくに)」として古くから朝廷に食材を献上していた淡路島の料理は絶品だ。海に囲まれ、温暖な気候と肥沃な大地に恵まれた淡路島は、食材の宝庫。島の漁港にあがる新鮮な魚介類、選りすぐりの島野菜を使った特別懐石が客室のダイニングテーブルで提供される。
淡路島の大自然が生んだ温泉、料理、景色を五感で感じることで、整った心身に新たなパワーが湧き出るはずだ。
ホテルニューアワジ ヴィラ楽園
住所:兵庫県洲本市小路谷20番地(古茂江海岸)
電話:0570-079922 (9:00~18:00/ホテルニューアワジグループナビダイヤル)



















