但馬エリアの2大温泉郷で大自然の恵みを味わい尽くす

京都からJRの特急で約2時間20分、乗り換えなしで到着する大変アクセスの良い温泉郷が城崎温泉だ。そして城崎温泉と並び、この但馬エリアの2大温泉とされるのが、湯村温泉。大自然にいだかれた風光明媚な地域は、日本海の新鮮な魚介類が揃う海の幸や美しい森と水が培った山の幸にも恵まれている。
城崎温泉駅に着いたらまずはスイーツ探索

城崎温泉で外湯めぐりと一緒に楽しみたいのが、食べ歩き。


「発酵あんド」は全6種類。シンプルなものからアレンジものなど、すべて1個360円(税込)。
城崎温泉駅周辺には、スイーツの店がたくさんある。あれもこれも試したいなら、食べ歩きが楽しい。まずは駅の向かいにある「発酵餡菓うかわ」へ。砂糖を一切使わない“発酵あんこ”を使ったドーナツ店だ。揚げたてがいただけるスタイルで、連日行列ができている。発酵あんこは、小豆と米麹を合わせて、砂糖を全く使わずに作ったもの。


「特製いちご大福」380円(税込)は、11月下旬~5月頃まで期間限定で販売。
続いては、和菓子「みなとや」。江戸時代から続く老舗で、店内には多数の銘菓が並んでいる。そして大人気は「特製いちご大福」。柔らかい求肥(ぎゅうひ)といちごのジューシーな甘さは、食べた途端、誰もがにっこり。甘いもの欲が満たされたら、いよいよ温泉へ。
城崎温泉の外湯をめぐり、非日常を体感しよう

駅を出てまっすぐ進むと、大谿川(おおたにがわ)と石造りの太鼓橋が見えてくる。

柳並木が美しい大谿川の風情と情緒は、多くの文豪や文化人からも愛されてきた。
1300年の歴史を持つ城崎温泉。こうのとりが足の傷を癒やしていたのが始まりとされる優雅な温泉地で、国内の温泉ランキングでも常に上位に入る人気の温泉地だ。
特徴は何といっても「外湯めぐり」。どれも趣が違うので、街のシンボルでもある、ゆらゆら揺れる柳並木の下を浴衣で歩きながら、順に湯めぐりをしてみよう。

城崎温泉はすべてのお客様を町全体で大切にお迎えするというコンセプトのもと、町が1つの旅館となるように構成されている。駅を入り口、大浴場として個性豊かな外湯がある。旅館の中にあるお風呂のことを「内湯」、外にある共同浴場のことを「外湯」と言う。風情を大切にするため、各施設の大浴場は小さく作られており、外湯めぐりを楽しんでほしいという各旅館の思いが込められている。城崎温泉の外湯は近接していてもその趣は全く異なり、それぞれ温泉ができた時期も建物も、お湯の温度も違い、どの温泉にも個性がある。時間の許す限り巡ってみると良い。また温泉施設としては珍しく、タトゥーがある方でも入れる。
城崎温泉の宿泊の予約
港へ向かい、新鮮な魚介類に舌鼓。


マル海渡辺水産の市場には魚介の直売所のほか、お土産店やレストランが併設されている。
翌日は、海の恵みを堪能したい。城崎温泉から電車や車で約1時間、日本海に面した浜坂漁港にあるマル海渡辺水産でランチをとる。魚市場は活気にあふれ、競り人の威勢の良い掛け声と活きのいい鮮魚が並ぶ。春はホタルイカ、夏はシロイカ、秋は赤エビ、冬は松葉ガニと、一年中新鮮な魚介類を堪能できる。特に冬の松葉ガニは有名で、この地域でとれた最上級ブランドのカニを求めて世界中から観光客がやってくる。
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湯村温泉で“湯がき文化”を味わう

およそ1200年前に発見された湯村温泉。広場には足湯が2箇所ある。
湯村温泉に着いたらほっと一息、足湯を体験してみよう。湯村温泉の湯は、肌のくすみを取り潤いを与えることから”美肌の湯”と言われている。このとっておきの湯をスプレーボトルに入れて持ち帰る人も。また、この湯は飲めるのも特徴。足湯の近くのお店でコーヒーのドリップパックも販売されているので、美味しいコーヒーを飲みながらのんびりするのも素敵な時間の過ごし方。


近くのお店には新鮮な野菜のほか、湯がきで卵サンドが作れる卵とパンのセットも販売されている。
98度の熱湯が毎分470リットルも湧出しており、「荒湯」と呼ばれている。中心部にある「荒湯」は、住民だけでなく訪れた人は誰でも“湯がき”を体験できる。地元の人はここに毎日、卵や野菜や豆を湯がきに来るそうだ。湯村温泉のお湯に含まれる成分でしっとりおいしく茹で上がる。近くのお店でとうもろこしやさつまいもが販売されている。

頭皮マッサージをしながらシャンプーをしてくれる「温泉洗髪」も評判がいい。温泉を使うから、毛穴の汚れが取れて頭皮も柔らかくなり、血流も良くなるとのこと。
これは、湯村温泉の源泉の数が63ヶ所、総湯量は2,300リットル/1分という、豊富な湧出量だからこそ。

「温泉洗髪」ののぼりがあるヘアサロン5軒と理髪店4軒で受けられて、料金は1,000円前後。
旅の終わりに美と健康のスイーツ「とちもち」をいただく

旅の終わりは湯村温泉街で、山陰地方の一部で古くから食べられている郷土菓子「とちもち」をいただこう。このスイーツは、但馬の原生林に実る「栃の実」を1カ月以上かけてアク抜きをすることにより、特有のほろ苦さを残した趣のある味わいになる。栃の実は古くより不老長寿の薬といわれ、美容や健康にもよいとされており、お土産やおもてなしのお茶菓子として喜ばれている。
湯村温泉からバスで浜坂漁港へと向かい、そこから日本海側を車とバスを乗り継ぎ、鳥取砂丘コナン空港まで約2時間半。趣深い景色を眺めながら、但馬エリアの旅から鳥取砂丘を楽しむのも良い。
湯村温泉の宿泊の予約
発酵餡菓うかわ
兵庫県豊岡市城崎町湯島9
Tel:0796-20-7097
営業時間:10:00~17:00(売り切れ次第終了)
水曜定休
みなとや
兵庫県豊岡市城崎町湯島416
Tel:0796-32-2014
営業時間:8:30~17:30、20:00~22:00
https://www.kinosaki-miyage.com/
城崎温泉観光協会
TEL:0796-32-3663(受付時間:午前9時〜午後5時)
マル海渡辺水産
兵庫県美方郡新温泉町芦屋853番地
Tel: 0796-82-5011
営業時間:8:00-16:30
休み:不定期
ヤマザキショップ カドミセ
兵庫県美方郡新温泉町湯1233-1
Tel:0796-92-0062
営業時間 月曜日から金曜日 7:30-19:30 土曜日 7:30-20:00 日曜日 7:30-19:00
※変更あり(インスタグラムやXでお知らせしてます)
https://yspkadomise.my.canva.site/
湯村温泉観光協会
兵庫県美方郡新温泉町湯98
Tel:0796-92-2000
総本家 栃泉
店舗:兵庫県美方郡新温泉町湯1250
Tel:0796-92-0331



















