ロケ地としても人気急上昇の阪神尼崎駅周辺の商店街
今春公開の映画『あまろっく』にも登場
尼崎の商店街といえば、阪神タイガースの優勝に向けて「日本一早い優勝マジック」でおなじみですが、実はここ数年、映画やドラマのロケ地としても人気上昇中。
今春公開の映画『あまろっく』（2024年4月19日全国公開）にも登場しています。
レトロさや下町情緒に加え、安くておいしいものもたくさんある尼崎の商店街をご紹介します！
商店街めぐりの起点になるのは、「阪神尼崎駅」。
駅前すぐの場所に「尼崎中央商店街」の中央一番街の入口があります。
阪神尼崎駅から阪神出屋敷駅までの間、東西南北約2kmに渡って幾つもの商店街が連なっていて、人通りも多くて元気な商店街なんです。
「尼崎中央商店街」は一番街から五番街まであるんですが、なぜか二番街はありません。
テレビに度々登場するのは三番街で、日本一阪神タイガースを応援している商店街。
開幕2日前に「日本一早いマジック点灯式」のイベントを20年以上続けている事で知られ、マジックボードを吊り下げた三番街オリジナルの人形「めでタイガー」がアーケード上のレールに沿って行ったり来たりしています。
五番街の先に、左右にのびているのが「三和本通り商店街」。
国道２号線から阪神電鉄本線の高架近くまで約400ｍに渡って続き、「三和市場」や「新三和サンロード商店街」なども隣接しています。
ロケ地として特に重宝されているエリアで、最近では長澤まさみさん主演のドラマ『エルピス』は「三和市場」、北村有起哉さん主演のドラマ『ムショぼけ』は「新三和サンロード商店街」で撮影が行われました。
そして、映画『あまろっく』のロケ地となったのが、「三和本通り商店街」にある『珈琲屋コロンビア』。創業60年以上、落ち着いたレトロな雰囲気の純喫茶です。
マスターによると、主演の中条あやみさんがこちらのお店のウエイトレスという設定だったそう。
いつも常連さんで賑わってるお店で、サンドイッチをはじめ丁寧に手作りされた軽食も評判です。
一番人気は季節限定の「いちごサンド」（単品750円、ドリンクセット980円）。いちごがミッシリ入っていて、パンも生クリームもふわふわという、とっても贅沢なサンドイッチです。
もう一軒、三和本通り商店街で『あまろっく』に登場するのが、お好み焼きと回転焼きの『きくや』。中条あやみさんが来店されたそうです。
看板メニューの「野菜焼」はなんと1枚150円！
小麦粉をクレープのように薄くのばし、キャベツやちくわなどをのせて焼いたシンプルなお好み焼き。懐かしい感じのする素朴な味がいいんですよねー。ちなみに、卵・豚・イカを入れた一番高い「ミックス」でも420円というリーズナブルさ。
イートインコーナーもあります。
尼崎の商店街には他にも食べ歩きに人気グルメがたくさんあるので、いくつかご紹介します。
まず、三和本通り商店街にある国産牛ホルモン専門店『かごもと』。創業60年以上の老舗です。ショーケースには国産牛のホルモンがズラリと並び、牛一頭分を仕入れているため希少な部位も揃っています。
名物は店先で焼き上げる「ホルモン焼き」。100g340円。
“尼崎と言えばホルモン焼き”というほどホルモン焼きの店がたくさんありますが、こちらは地元ファンが多く行列ができることもしばしば。
ミノやこてっちゃんなど、日によって変わる8～10種類のホルモンに味噌ベースの自家製ダレをかけて焼き上げ。柔らかいホルモンは臭みが全くなくジューシーで、甘辛い味がクセになる美味しさ。お酒との相性も抜群です。
お店の横にイスがあるので、熱々をその場で頬張れます。
「ホルモン焼き」は毎日10時半頃から販売が始まります。夕方には売り切れてしまうので早めの来店がおすすめ。
尼崎中央商店街にある『桝千』は、私が夕食用やお土産用などでよく購入するお店です。
江戸時代創業で約180年もの歴史を誇る練り物屋さん。
新鮮なイトヨリダイとスケトウダラのすり身を練り合わせ、油でふっくら揚げた天ぷらは、魚の旨味が凝縮された逸品です。
名物はコリコリ食感のきくらげがどっさり入った「白天」210円。
私が個人的に好きなのは「山椒」180円。ピリッとした山椒のアクセントが絶妙です。
そのままで十分おいしくて、1個から購入できるので食べ歩きにもぴったり。肉厚なので1個でかなりのボリュームです。店内のベンチで頂けます。
中央三番街にある『中村園』は創業明治29年のお茶屋さん。
宇治茶を中心に全国の銘茶が揃っています。
こちらでは、ご店主自らブレンドするグリーンティーが１杯100円で頂けます。ほんのり甘くすっきりした口当たりの上質な味わい。
お茶を頂きながら、ご店主とお話するのも楽しいです。
尼崎中央商店街には夜も元気な商店街で、立ち飲み処が多いのも特徴。
中央三番街にある『立ち飲み まるみえ』はマスターが女性のお店。
外から“まるみえ”で、「女性でも一人で気軽に立ち寄れる」というのがコンセプト！店内は明るくて安心感があります。
カウンターに並ぶのは、マスターのお母さん手作りのおばんざい。
日替わりのおばんざいを中心に豊富に揃うアテは、一品300円前後ととってもリーズナブル。
一見さんにおすすめなのは、選べるドリンク2杯とおばんざい3種盛りがセットになった「せんべろ」1,000円。
昔ながらの個人商店からチェーン店まで、新旧さまざまな店が軒を連ねる阪神尼崎駅周辺の商店街。
人情味あふれる尼崎の魅力が凝縮されている場所なので、一味違ったおもしろい町歩きを体験してみてください。
※記事内の価格はすべて税込です。
DATA：
◇ 珈琲屋コロンビア
兵庫県尼崎市建家町117 三和本通り商店街内
Tel：06-6411-6752
営業時間：8:00～18:00(LO17:00)
定休日：月曜・木曜
https://www.instagram.com/columbia0812cafe/
◇ きくや
兵庫県尼崎市建家町85 三和本通り商店街内
Tel：06-6411-8487
営業時間：10:30～17:30
定休日：水曜・木曜
◇ 和牛ホルモン専門店かごもと
兵庫県尼崎市神田南通2丁目44−2 三和本通り商店街内
Tel：06-6413-2901
営業時間：9:00～17:00（土日祝は8:00～18:00）
定休日：月曜・火曜 ※月曜が祝日の場合は火曜・水曜休み
◇ 桝千
兵庫県尼崎市神田中通4丁目86
Tel：06-6411-0695
営業時間：9:00～19:00
定休日：木曜（祝日の場合は営業）
https://www.kamaboko.net/
◇ 中村園
兵庫県尼崎市神田中通3丁目45
Tel：06-6411-2320
営業時間：10:00～19:30
定休日：第3水曜
◇ 立ち飲み まるみえ
兵庫県尼崎市神田中通3-31
Tel：06-6411-7559
営業時間：17:00～23:00
定休日：日曜・祝日の月曜
https://tachinomi-marumie.jp/
◇ あまがさき観光局
Instagram：https://www.instagram.com/ama_kankou/?hl=ja
X：https://twitter.com/ama_kankou
TikTok：https://www.tiktok.com/@ama_kankou?_t=8jF00V1HCHC&_r=1
HP：https://kansai-tourism-amagasaki.jp/
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掲載日：令和6年3月29日 グルメ
