きっと恋する六古窯
-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-

丹波、瀬戸、越前、常滑、信楽、備前のやきものは「日本六古窯」と呼ばれ、縄文から続いた世界に誇る日本古来の技術を継承している日本生まれ日本育ちの、生粋のやきもの産地です。
中世から今も連綿とやきものづくりが続くまちは、丘陵地に残る大小様々の窯跡や工房へ続く細い坂道が迷路のように入り組んでいます。
恋しい人を探すように煙突の煙を目印に陶片や窯道具を利用した塀沿いに進めば、「わび・さび」の世界へと自然と誘い込まれ、時空を超えてセピア調の日本の原風景に出合うことができます。


開催時期:通年

開催場所:丹波篠山市(ほか愛知県、岡山県など6市町広域)

きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-

日本遺産ストーリー~Japan Heritage Story~

六古窯と日本人の心

数百年から千年を超える六古窯。すなわち、施釉陶器の瀬戸と焼締陶器の越前・常滑・信楽・丹波・備前である。

中世は平安時代の公家政権から武家政治へと段階的に移行したことに加え、民衆の力が台頭した時代である。そのため、東は静岡県から南は三重県、北は岐阜県高山市近くまで山茶碗窯ができていく。
その一大勢力が常滑焼である。常滑の影響を大きく受けて越前焼は平安時代末期の12世紀後半に、丹波焼は鎌倉時代の13世紀に、信楽焼は鎌倉時代後半に開かれた。一方、備前焼は5世紀から続く邑久の須恵器の系譜を引き、平安時代末期から鎌倉時代初頭に備前市およびその周辺に移動したのである。また、瀬戸焼では猿投窯の伝統を受け継ぎ、10世紀後半には瀬戸市南部において施釉陶器を生産したのである。

自然を生かす窯業のふるさと

茶陶の一大ブランドであり後にやきものの代名詞「せともの」となった瀬戸の窯垣の小径、近代主力生産品の土管や焼酎瓶が再利用された土管坂がある常滑のやきもの散歩道、おどけた表情のたぬきたちが出迎える信楽、日本海側に広く流通し福井城にも供給された日本三大瓦のひとつ越前の赤瓦、堅牢な焼き締めを生かし、未来永劫に教育を続けられるようにと瓦に利用した旧閑谷学校がある備前、現存最古の登窯である「丹波立杭登窯」は地域が一体となり大修復と窯焚きが復活するなど六古窯には窯の火を絶やすことなく続く伝統を、世紀を超えて支え続ける情熱を感じられる。

丹波焼(兵庫県丹波篠山市)の特徴とは?

ひとつの技法にとらわれず、時代の要請を敏感に察知し、さまざまな生活用器をつくり続けてきた丹波焼。常滑や越前窯と同じ穴窯を備え、焼成時にかかった灰による明るい自然釉が見事な装飾となる、その景色も魅力のひとつでした。また、登窯の到来とともに考案された木灰釉を中心として、ワラ灰、栗のイガ灰などを使用。現在も釉薬の主流を占めており、その他土灰釉・鉄釉(黒釉)・白釉なども使用されています。登窯導入と同時期に、取り入れられた「蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)」といった独特の技術も現代に継承されています。

日本遺産周辺みどころスポット~Pickup Point~

日本遺産に認定された各市町にはストーリーの構成文化財をはじめ、歴史と文化を感じる様々なスポットがあります。
是非お気に入りのスポットを見つけて足を運んでください。

日本遺産構成文化財

丹波焼最古の登窯
丹波焼の現存する最古の窯として県指定重要有形民俗文化財に指定されている上立杭の登窯は、明治28年に造られました。山の勾配を利用して長さ47メートルにわたって築かれ、9袋の焼成室を持っています。
丹波焼最古の登窯
丹波古陶館
丹波焼の創成期から江戸時代末期に至る700年間に作られた代表的な品々を、年代・形・釉薬・装飾等に分類して展示しています。
丹波古陶館

観光スポット

河原町妻入商家群
篠山城築城の際に作られた古い町並みで、妻入りの商家が軒を連ねます。間口が狭く奥行きの深い造りが特徴。丹波古陶館や能楽資料館・土産屋・骨董品店もあり、散策がてら町歩きを楽しむことができます。
河原町妻入商家群
大国寺
640年代に開山され、現在の本堂は1310年代に建立されたもの。本堂と堂内にある5体の像はすべて国の重要文化財に指定されており、中でも最も古い薬師如来坐像は「一仏三身」を表し、とても珍しい貴重な仏像です。また、この地は県内随一の茶所としても知られます。
大国寺
特産館ささやま
「JA丹波ささやま」直営の「特産館ささやま」は、レストランと特産品直売店があり、丹波篠山ならではの食の魅力に触れることができます。
特産館ささやま

体験・学び

丹波伝統工芸公園立杭陶の郷
800年以上にわたり受け継がれてきた丹波焼は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯に数えられており、丹波立杭はその中心となる陶器の産地です。
丹波伝統工芸公園立杭陶の郷
兵庫陶芸美術館
広大な敷地に展示棟や研修棟、茶室などが立ち並びます。丹波焼や出石焼、三田焼、みん平焼など県内の陶磁器を中心に展示しています。
兵庫陶芸美術館
甲冑忍者着付け体験
篠山城大書院では、織田信長や徳川家康など、戦国時代に活躍した武将や大名の甲冑を模した手づくりの甲冑や、忍者の衣装を身につけられる、着付け体験を行っています。
甲冑体験料:大人用1000円、子ども用500円
甲冑忍者着付け体験

紹介したスポットをマップで見る

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  • 丹波焼最古の登窯
  • 丹波古陶館
  • 河原町妻入商家群
  • 大国寺
  • 特産館ささやま
  • 丹波伝統工芸公園立杭陶の郷
  • 甲冑忍者着付け体験

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おすすめモデルコース

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是非お気に入りのスポットを見つけて足を運んでください。

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