駅舎グルメに歴史スポット!北条鉄道で行く加西の旅

今、世界からも注目されている「北条鉄道」についてご存じですか?北条鉄道は単線、一両編成の地元の人に利用され、愛されている日本のローカル線です。
そんなローカル線が人々を魅了するのがなぜなのか、実際に電車に乗車し、駅と駅を巡りながらその理由を探りながら巡っていきます。
レトロな車両と車窓から見える美しい風景が魅力の北条鉄道
総距離13.6km、8つの駅(※北条町駅以外は無人駅)をつなぐ北条鉄道が誕生したのは1915年。その後、今から40年近く前に国鉄のローカル線廃止の流れで存続の危機を迎えましたが、第三セクターとして再出発を果たしました。日本でも珍しい単線、一両編成のローカル線として、現存しているとてもユニークな鉄道です。そのどこか懐かしい車両とのどかな自然から日本らしいレトロを感じられるところが魅力的です。
http://www.hojorailway.jp/routemap
一両編成の車両は全部で4タイプ。2022年には、東北の秋田県を走っていた「キハ40形」という40年以上前のディーゼル車両が加わり、国内外から鉄道ファンが押し寄せました。

▲手前がキハ40形
片道23分で21往復するので、1時間や30分おきに途中下車して、個性的な途中駅を楽しむ途中下車の旅がおすすめです。また北条町駅では、北条鉄道にまつわる様々なグッズが販売されているので、ぜひチェックしてみてください!
※ダイヤは日によって変動があります。

▲車両を模した入れ物の中には2種類のドーナツが

▲運転席を模したタオル
また、北条鉄道で各駅を巡る時にお得に乗車できる「フリーきっぷ」。これがあれば、1000円で一日乗り放題、各車両が描かれたデザインもとってもキュートですね!

各駅舎でいただける絶品グルメ !
それでは、さっそく北条鉄道に乗ってみることにしましょう。
北条鉄道の沿線上には、地元の食材を使った美味しいグルメが豊富にあります!
まず初めに目指すのは、「播磨下里駅」にある、極上たまごかけごはんのお店「ぬくもり亭」。ちょうどやってきた緑の車両「フラワ2000-3号」に乗り込みます。

電車に揺られ、窓の外をながめると、そこには美しい田園風景が広がってます。

しばらく行くと「加西アルプス」と呼ばれる善防山と笠松山が見えてきました。ハイキングコースもあるそうです。

濃厚な卵を加西のお米と一緒にいただく!「ぬくもり亭」
播磨下里駅のすぐ目の前にある「ぬくもり亭」は、卵の日本一を競う「たまごかけごはん祭り」で3年連続グランプリを受賞した卵「夢王」の卵かけご飯をいただけるお店。

海外では、なかなか生卵を食べる習慣がないかもしれませんが、日本では生卵を使った料理は数多く存在しています。ここでは、アツアツのご飯の上に生たまごをかけて食べる卵かけご飯が人気!全国一位をとった卵というだけで、期待が高まります。
まず頼んだのが、新作のメレンゲがのった「たまごかけご飯メレンゲ夢王」(900円)。もともと卵独特の臭みが一切ない「夢王」ですが、白身の食感が苦手という人のために白身をメレンゲ状にして食べやすくした一品です。

見てください、この玉子の色!黄色ではなく紅に近いオレンジ色で、見た目のインパクトがすごいです。お醤油をかけて実食すると、卵の濃厚さに圧倒されます。黄身の味がしっかりしてとても美味しい。
付け合せのネギとわさびを白身に混ぜたり、お醤油の味を変えて(3種類のお醤油があります)、味変を楽しみながら夢王を堪能しました。

お次は「極上卵かけご飯」(800円)をいただきます。こちらも卵の濃厚さや付け合せの漬物や煮物との相性抜群。噛むほどに甘みを感じるお米も絶品です。

「電車を待つ間に、ささっと食べられる美味しいものを考えた時、卵かけご飯を思いつきました」と語るのは店主の森田さん。次の電車が来るまで、お店の方とのんびりお話ができるのも北条鉄道ならではの魅力ですね。
※価格はホームページで最新情報をご確認ください。
行列必至!一日限定60食の「今屋のハンバーガー兵庫
播磨下里駅の隣、法華口駅の駅舎にあるのが「今屋のハンバーガー兵庫」です。開店は11時なのですが、朝の10時半には既に行列、本日分が売り切れていることもよくあります。


駅舎を利用した店内は、レトロな雰囲気が素敵。今回は大人気の「エッグバーガーチーズ」(600円)と「フランクエッグチーズ」(650円)をいただきました。ハンバーガーといってもコッペパンを使ったホットドッグのような見た目をしています。

手に持つとズシリと重く、ボリューム満点。手作りのハンバーグと卵、チーズが入った「エッグバーガーチーズ」は、一口ほおばると、口の中に肉汁がジュワッと広がります。フランクフルトもジューシーで味もボリュームも大満足な一品でした!
※価格はホームページで最新情報をご確認ください。
打ち立ての蕎麦を楽しめる「手打ち駅前そば あびき」
網引駅にある「手打ち駅前そば あびき」もぜひ訪れていただきたいスポット。麺とつゆが素晴らしく、リピートする人も多いのだとか。
今回は、ざる蕎麦と混ぜご飯をオーダーしました。まずは、何もつけずにそばのみをいただきます。コシがあり、噛むほどにほんのりとした蕎麦の甘みを感じられます。
店主である箱崎さんオリジナルのつゆも絶品。兵庫県の三年熟成ものの醤油を使っており、強い味わいとほんのりと効いた酸味が鰹出汁と合って食欲を掻き立てます。

一日10食限定の10割蕎麦も蕎麦本来の香りや歯ごたえが美味しい人気のメニュー。ぜひ機会があれば食べてみてくださいね!

途中下車して、歩いて巡る北条の町と戦争遺産
途中下車の旅が楽しい北条鉄道。グルメの後は、日本らしい歴史に包まれた北条の町と多くの戦争遺産が残るエリアをそれぞれ歩いて巡ります。
北条の町には建立から1300年を越える「住吉神社」に「酒見寺(さがみじ)」、不思議な雰囲気が漂う「五百羅漢」などの観光スポットや、宿場町・門前町として栄えた歴史ある町並みを楽しむことが出来ます。

▲北条町にある酒見寺
かつて、旧日本海軍航空隊の訓練所が存在した加西市。法華口駅が起点となるエリアに現在では「鶉野(うずらの)飛行場跡」や「soraかさい」など、戦争遺跡や当時鶉野で組み立てられていた戦闘機の原寸大の模型を観ることが出来ます。
▲ミュージアム「soraかさい」では実物大の戦闘機を見ることができる
他にも、四季折々の美しい花が楽しめる「兵庫県立フラワーセンター」は播磨横田駅、座禅や写仏体験が出来る「普門山 見性寺」は田原駅など、各駅の先に見どころがたくさんありますので、先ほど紹介したフリー切符を最大限利用して、他の駅でも途中下車して魅力的なスポットを巡ってみるのもおすすめです!
フォトコンテストや季節のイベントも!市民に愛されている北条鉄道
地元民にも愛されている北条鉄道。毎年開かれるフォトコンテストでは多くの作品が集まります。四季折々の自然や田園風景のなかを走る北条鉄道はとてもフォトジェニックですね!

▲紅葉に囲まれた鳥居の向こうには北条鉄道が

▲夕暮れの田園風景のなかを走る北条鉄道
他にも、北条町駅以外の無人駅には「ボランティア駅長」という仕組みがあり、説法、婚活相談所など面白い取り組みもあります。季節ごとの「おでん電車」や「ビール電車」といったイベント列車など、1年を通じて地域を盛り上げています。
どこか懐かしい日本の風景、歴史、グルメなどのさまざまな魅力を「駅と線路」で繋ぐ北条鉄道。これらの魅力が人々を魅了する理由なのかもしれません。
電車に揺られ、じっくりと時間をかけて存分に北条鉄道の魅力に浸ってみるのはいかがでしょうか。宿場町である北条町に宿泊して楽しむのも一興です。
ぬくもり亭
住所:〒675-2231 兵庫県加西市王子町152(Google map)
営業時間:10:00〜14:00
定休日:月曜、木曜
サイト: https://kanko-kasai.com/foodki/nukumori/
今屋のハンバーガー兵庫
住所:〒675-2212 兵庫県加西市東笠原町240−5法華口駅舎内(Google map)
営業時間:11:00〜15:00
定休日:月曜、木曜
サイト: https://kanko-kasai.com/foodki/imayanohamburgerhyougo/
手打ち駅前そば あびき
住所:〒675-2113 兵庫県加西市網引町560-1(Google map)
営業時間:11:00〜15:00
定休日:火曜、水曜
サイト: https://www.instagram.com/ikkoan.abiki/?hl=ja
北条鉄道についてより詳しい情報は下記URLより、見てみてください!
https://kanko-kasai.com/hojorailway_course/
正式なお店の名前が「今屋のハンバーガー兵庫」になります。


















