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【地元大学生レポート】令和 ‣ ‣ ‣ 昭和ののんびり時空さんぽin姫路駅西エリア

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私がレポートします!

稿
ぱるか
女性
20代
兵庫県明石市
ランニング(最近20km走れるようになりました✌)
路の大学に通う。現在、大学では環境政策研究室に属し、行政の脱炭素や再生可能エネルギーに関する取組について学ぶ。休日は加古川市の農村で地域活性化活動を行っている。目的もなく電車に乗ったり、通学路で遠回りや寄り道をしたりして、新しい地域を冒険するのが好き。

おさんぽLOVERS:左から「わっか」「ぱるか」「あーぽん」

 

にぎわっている梅田や神戸や姫路の大通りのカフェももちろんおしゃれで心躍るのですが、皆さんこう感じたことはありませんか。「全然心休まらねぇんだけど…!?」と。人が外で待っていたり、おしゃれすぎてどぎまぎしちゃったり、しませんか。

 

そんな時に行きたいのが姫路駅の西エリア(通称「駅西」)。駅西の良いところはこれから少しずつ書いていくのですが、一つ先に紹介しておくとするなら!誰にも急かされず、ゆったりできるところ。

 

今回は私たち3人が「おさんぽLOVERS」というチームとして、このエリアを紹介します。

 

 

【まずは駅西エリアの基本情報!】

 

その場所を知るには、やっぱ基本情報が必要だよね!ってことで、サクッと駅西を紹介します。その名のとおり姫路駅の西側を指します。半径約400メートル(メートルで良い?)ほどの小さな地域で、端から端まで15分くらいで歩けちゃいます。地名で言うと前町、忍町、久保町を中心に広がる地域になります。

 

駅西の中心には旧市エリアがあり、昭和30年代には青果や魚介の卸売りでにぎわっていました。当時は200軒以上が軒を連ねた活気ある市場だったようです。ふむふむ。やっぱりあちこちに、昭和の面影が残っていますね。

 

実際に訪れてみると、現在では多くのお店が閉まり、「何でここを取り上げたの??」と思うほど閑散とした印象を受けるかもしれません。しかし、STOP!!帰る足を止めてください。一目見ただけじゃあ駅西の魅力を知ることはできません。

 

 

熱い想いを持ちながら、ひっそりと佇んでいる老舗の卸売店や、この地を愛し地域や前の店主の想いを引き継ぎながら新たに参入した綺麗なお店があるんです。(閉まっている店、老舗、新しめのお店の比率は5:2.5:2.5くらい。By私の体感)

 

そして、その1軒1軒を巡るごとにいつの間にかこの地の一員として、愛着が沸いてしまう。するめのように噛むほどに味わい深く、我々を虜にしてしまうのが駅西なんです!!

 

そんな駅西の中でも特に入りやすそうなお店を3軒ご紹介します。1軒目は駅西の昔が良く伝わる駄菓子屋さん。もう2軒は新しめのおにぎり屋さんとコーヒー屋さん。きれいな外装ですが、ところどころに昭和の駅西を感じることができるんです。そのポイントを探す楽しさもあります。そしてラストに、駅西のシンボルであるモノレール跡を紹介します。

 

 

 

【駄菓子屋さん 岡部平和堂 注目ポイント‣‣‣三代にわたり引き継がれたお店の歴史】

 

ということで、最初に紹介しますのは、岡部平和堂さん。昔ながらの店内とお店の前に停められた自転車の貫禄がいい味を出しています。老舗が伝わる外観ですが、welcome!!と言わんばかりに開けた入り口と、駄菓子屋さんという誰もが親近感を持って楽しめそうな内容だったので、満を持して1軒目に紹介するお店として選出させていただきました。

 

キャー、駄菓子屋さん来るの何年ぶりだろう。久しぶりに駄菓子を小さいかごに入れていったのですが、やっぱり楽しいですね。わいわい話しながらそれぞれのお菓子を選びました。気持ちは小学生。財力は大学生。ということで小学生の頃は選ばなかったようなお高めの姫路名産かりんとう(300円くらいだったような…写真も撮り忘れてしまいました。てへへ)とビスコ、染みチョココーンをゲットしました。うん、満足。

 

 

気持ちは小学生なので、お会計の際に店主の方に「このお店はいつからあるんですか?」と無邪気に質問なんかもしてみました。するとこのお店の歴史を丁寧にお話ししてくださいました。

 

このお店は闇市の時代(昭和20年代?)の頃からあるとのこと。その頃はこの駅西は姫路の台所と呼ばれていたそうで、朝の仕入れの時間帯は人でぎっしり、自転車もとおれないほどにぎわっていたそうです。お客さんはこの駅西で仕入れをし、地元に持ち帰り、売りさばくという商法だったのだとか。

 

語り継がれてきたのその話を3代目の店主さんが語ってくれました。今は人通りの控えめなこの道で、昔は商人たちがぎゅうぎゅう押されながら、「これ買ったぁ!!」と指をさしながら買い出しをしていたのかな…と思うといつの間にか意識が70年前の騒がしい駅西に飛ばされていました。

 

 

 

【おにぎり屋さん 吉梅商店 注目ポイント‣‣‣落書き】

 

シャレているお店の外観

 

続きまして紹介しますのは、吉梅商店さんです。洗練された外観におにぎり君(勝手に名付けました。)のロゴがかわいらしい素敵なお店です。駅西で仕入れることにこだわっているという駅西愛を小耳にはさんだので、訪れることにしました。実際に海苔、調味料、チーズ以外の具材は駅西で仕入れているようです。愛を感じますね。

 

私はさっぱり系の「梅ミョウガ」を、あーぽんとわっかは一番人気の「サバしそ昆布」をいただきました。

 

米と海苔が立っているおにぎり

 

一口食べると海苔と塩と米がもう、わいわい躍る。3人の顔はいつの間にかほころんでいました。「うま~~~い」口々に言い、噛みしめるコメ。そして、たどり着いた具。涼しげで、さっぱりした梅とミョウガが暑い外を歩いた後の気だるさを吹っ飛ばしてくれました。毎日1升、約おにぎり50個分の白米を炊いているとのことですが、この日は、ちょうど私たちが食べた分でイートインが売り切れでした。なんとかありつけて良かったぁ。

 

これまたオシャレな柱に貼られているメニュー表

 

2025年2月にOPENしたそうで、「めっちゃ内装綺麗ですね。」と食後におしゃべりしていると、隠れた昭和とご対面することに。「実はこの壁めっちゃ古いんですよ。」と店員さん。「えぇっ。」と言いながら見渡すと確かに貫禄が。「元々ここで商売をしていたこんにゃく屋さんから受け継いで、あえて壁とかを当時のまま残しているんです。」と説明してくださいました。「ほら、あそこ落書きが見えませんか。」そう言われて、見上げた先には、子供が無邪気に描きなぐった後が。

 

吹き抜けの二階の落書き(何を描いたのかな)

 

というのも、当時は1階がお店、2階が住まいだったこんにゃく屋さん。幼いころの子供が描いた落書きだそう。他にもシールがペタペタ貼られた後もありました。今のおにぎり屋さんの中に、昔はこんにゃく屋さんとして懸命に働く夫婦と、その上で壁に絵を描く子供の姿を想像しました。私ならきっときれいに消したり、上からペンキを塗ってしまったかもしれないなあと思い、かつての吉梅商店を受け継ぐ“想い”に感銘を受けました。余談ですが、店舗同様「吉梅商店」というお名前もこんにゃく屋さんから受け継がれたようです。

 

店主さんに似ているという噂のイラスト付きテイクアウトおにぎり

 

手書きの堤袋がかわいい(店主さんに似ているらしい)。テイクアウトのおにぎりもおすすめです。

 

 

【コーヒー屋さん green hands coffee 注目ポイント‣‣‣ポップだがどこか昭和を彷彿とさせる店の壁面】

 

次に、紹介しますのはgreen hands coffeeです。吉梅商店さんの近くにあり、わっかが店主さんと知り合いということで足を運びました。

 

外から見えるポップな店装と、これまたポップでにこやかな店主さんがお出迎え。コーヒーのいい香りが店内に広がります。

 

ドリンクメニューも人気ですが、ドーナツもおいしいということで、食後のデザートをいただくことに。私とあーぽんは店内に漂う香りに誘われ「シナモンドーナツ」を、わっかは期間限定の「杏仁ドーナツ」を選びました。ふわっふわの生地にシナモンの香りがso goodで大拍手のおいしさでした。

 

 

ドーナツを頼んでいるとドタドタと元気な足音でお子さんが降りてきて店内が賑やかなムードに。夏休み中のお子さんが今日はお店にいるのだとか。ちょうど勉強に飽きていたのか外でドーナツを頬張っている私たちに窓から変顔を披露してくれました。

 

 

今回のポイントは、この店の間取りです。おにぎり屋さん同様、このお店も前の店舗をリノベーションして活用しています。昭和に建てられたと思われる前の店舗では元々南向きにお店の入り口と売り場があったそうですが、車や人が通りやすくなった大通りに合わせて、お店の入り口を移動させました。

 

「そのため後から南側に壁を取り付けたので、このような少し不思議な見た目になってしまったのよ」と笑いながら話してくださいました。(私が壁を見た感想は、リノベーションがうますぎて不思議というよりお洒落さと個性が光っている!という感じでした。)ちなみにお子さんがひょっこりして変顔を見せてくれた窓もこの窓です。 

 

 

【駅西のシンボル モノレール跡 注目ポイント‣‣‣堂々と店に刺さる柱】

 

今回の散策も最終地点となりました。お腹はいっぱいということで最後に紹介するのはモノレール跡。昭和41年の姫路大博覧会に合わせて開発されました。運航自体は8年後に休止、さらに5年後に廃止となってしまう短命のモノレールでしたが、昭和の姫路の勢いと希望を大きく躍進させた開発だったことが想像できます。

 

撤去には莫大な費用が掛かることもあって、現在も堂々とビルの中に橋脚(モノレールの柱)が立ち並んでいます。各お店もこの柱を愛しているようで、いつか撤去されることを考えると、どこかさみしくなります。

 

 

それにしても柱を残したままビルを建てることを思いついた当時の人の発想力には驚かされますね。姫路モノレールが現在も運行していたら今でいう高架下のお店のような感じで、モノレールが通ると大きな音が鳴り、お店の人も「今、モノレールが通りよったよ」とはしゃいで、より駅西の地域の名物となっていたのではないでしょうか。

 

 

 

【駅西の魅力まとめ】

 

・皆さんフランク!!

今回紹介した以外にも、「あれ?お友達でしたっけ?」と思えるほどお喋り上手な方々がお店をされているので、ぜひ声をかけてみてください。話に花が咲きますよ。(聞こえてくる常連さんとのコミカルなトークもすごく面白いです。)

 

・隠れた昭和ポイント

駅西のあちらこちらに昭和がちりばめられ、意識を手放せばいつの間にか昭和に迷い込んでしまいそう。かつての賑わいと、時の移り変わりのはかなさを感じる散策ができます。

 

・地域愛

皆さんこの地を愛していらっしゃることが良く伝わってきます。そんな言動を見ていると、きれいに作り替えすぎず、残すことの大切さを感じさせてくれます。

 

ということで、私たちの長い紹介話にお付き合いくださり、ありがとうございました。最初にも話したとおり、落ち着いた空間に人情味あふれる店主さんたちが集い、一つの輪に束ねられたような空間でした。私自身、行きたいおいしそうなお店がまだまだあるので、帰りに寄ってみようと思います。

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