南京町や異人館、酒蔵巡りに絶景も！ぐるっと欲張り神戸旅 Modelcourse

再開発が進む神戸港ウォーターフロントの最旬スポット「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」。約100種3000点の生きものとアートが共存する新感覚の水族館です。

３フロア構成の館内には、デジタル技術や舞台美術を駆使して独特な世界観を創り上げたゾーンが８つ。例えば、日本最大の球体水槽が中心のゾーンでは音と光のショーが織りなされ、足元のガラス床の中で鯉が泳ぐ和空間では、切り絵のパフォーマンスが展開。生きものとアートが生み出す不思議な世界を五感で味わうことができます。

館内にあるかわいらしいスイーツが大人気のカフェやミュージアムショップもお忘れなく。

横浜、長崎と並ぶ日本三大中華街の一つ「南京町」。およそ100軒もの店が軒を連ね、本格中華からスイーツまで多彩なグルメが楽しめる町です。

そんな南京町の名物と言えば、連日長蛇の列ができる「老祥記」。大正4年創業の豚まん発祥の店です。創業当時からの製法を守り継ぐ豚まんは、麹で発酵させたむちっと弾力のある秘伝の皮の中に、しっかりした食感の豚バラミンチの餡がぎっしり。小ぶりながら重量感があって、頬張るとうま味たっぷりの肉汁が溢れ出します。ぜひ出来たてアツアツを食べてみて。

港を見下ろす山手に位置し、明治から大正時代の洋館が数多く残る「北野異人館街」。街のシンボル的存在の「風見鶏の館」や、館内が無料で見学できる「ラインの館」、願いが叶うと言われている「サターンの椅子」が人気の「山手八番館」など、中を見学できる洋館が15軒ほどあります。

複数の館へ入館できるセット券も販売されているため、ルートを決めて周るのがおすすめ。カフェとして営業している建物もあるので、優雅なティータイムのために訪れるのもいいですね。

意匠を凝らした館はもちろん、異国情緒溢れる町並みのそこかしこが写真映えスポットとしても評判です。

JR垂水駅から15分ほど歩くと住宅街に突如現れる「五色塚古墳」。4世紀後半に築かれた県下最大の前方後円墳築造当初の姿に復元整備したもので、全長194m高さ18.8ｍと迫力の大きさ。

古墳がそもそも風水的に良い地に造られることや、後円墳の中心に音が共鳴するポイントがあるなど、 “願いが叶うパワースポット”としても密かに人気を集めています。

古墳に登れるのがこのスポットの最大の魅力で、古代の遺跡の上に立ち、海原に明石海峡大橋が白く輝く光景を見ると、確かに空を仰ぎたい気持ちになるかも。空と大地のパワーを感じてみて。

日本一の酒処「灘五郷」は、10数カ所もの酒蔵で見学や試飲が無料で楽しめる、まさに日本酒好きの聖地。酒蔵は阪神電車沿いに集まり、手軽に周れる立地も旅行者には好条件です。

例えば石屋川駅から徒歩8分ほどの「神戸酒心館」は、ノーベル賞の公式行事で振る舞われた「福寿」の蔵元。蔵見学後はショップで利き酒もできるので、お酒好きには堪りません。

『純米吟醸ソフトクリーム』や、大桶の中での記念撮影も外せないポイント。「菊正宗酒造」や「白鶴酒　造」も徒歩圏にあるので、自分好みの日本酒を探し求めてみては。

旅の締めくくりは、六甲山上の「六甲ガーデンテラス」へ。敷地内のいたるところに眺望スポットが設けられ、さまざまな角度から神戸市街や明石海峡などの絶景が望めます。今回の旅で訪れた場所を探すのも楽しみ方の一つ。

日没後には、“1000万ドルの夜景”と称されるため息ものの煌めきが眼下に広がります。アートな展望台「六甲枝垂れ」の幻想的なライトアップも必見。

ランチからディナーまでメニュー豊富な「グラニットカフェ」や、神戸土産が充実した雑貨店などお店もそろっています。さまざまな季節やシーンで、山上ならではの澄んだ風や眺めを満喫してみてはいかが。