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神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手が、灘の酒蔵めぐり【菊正宗酒造記念館編】

  • 摂津(神戸)
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私がレポートします!

稿
神戸製鋼コベルコスティーラーズ(ラグビー) 橋本 皓・重 一生選手
男性
20代
兵庫県神戸市
神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手です。
◇ 橋本 皓(はしもと ひかる)選手 ※写真左
ポジション:フランカー
身長182㎝・体重92kg。26歳。大阪市出身。
好物:肉、特に牛肉!酒のつまみにするなら、枝豆と焼き鳥が最高。
◇ 重 一生(しげ いっせい)選手 ※写真右
ポジション:センター
身長171㎝・体重89kg。24歳。大阪市出身。
好物:白身のお造り。甘いモノにも目がなくて、ミルフィーユが好きです。

菊正宗酒造記念館で、酒樽づくりの職人技を見学&試飲も。

 

ワールドカップで大盛り上がり中の神戸&日本全国。そして神戸のラグビーチームと言えば、昨シーズンのジャパンラグビートップリーグで見事優勝を果たした「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」! 
今回、その「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の橋本皓(はしもと ひかる)選手と重一生(しげ いっせい)選手が、チームの本拠地である東灘区で人気の酒蔵めぐりをご紹介!

 

日本酒シェア1位を誇る、日本有数の酒どころの灘。「灘五郷」とも呼ばれる神戸市から西宮市にかけての沿岸地域には、名だたる酒造メーカーが勢ぞろいしています。

 

 

今回まず訪れたのは、六甲ライナーの南魚崎駅近くにある菊正宗酒造記念館。長屋門を見上げながら、「普段、練習している灘浜グラウンドの近くにあって、これまでに何度も通りがかっていて、ずっと気になってたんですよね」。早速、お邪魔します!

 


▲ 左:重 一生選手 / 中央:菊正宗酒造記念館 館長 後藤 守さん / 右:橋本 皓選手

 

館長さんの案内で館内に足を踏み入れると、最初に目に飛び込んできたのが、ケヤキの一枚板の大看板。重さ1tと聞いて「すっげー」と驚きの声を上げる二人。天井から下がる杉玉も実に立派です。

 

酒造展示室へ進むと、「灘の酒造り道具」が展示され、道具を通じて伝承の生酛(きもと)づくりを知ることができます。ほとんどの道具が国指定の重要有形民俗文化財だとか。室内は、実際に酒造りが行われていた、一日で最も気温が下がる午前3時頃をイメージしているそうで、薄暗い中、すべて人の手で行っていた昭和初期の酒造りを学んでいきます。

 

 

 

 

次に2017年にオープンしたお隣の「樽酒マイスターファクトリー」へ。江戸時代から続く伝承の技でもって、職人さんたちが樽を手づくりする様子が見学できます。※記念館は自由に見学できますが、こちらの見学は事前予約が必要(無料)。

 

 

足を踏み入れると漂う杉の香り。樽に使用するのは、酒樽に最も向いているとされる吉野杉です。細く割った長い竹を樽の形に合わせて編み、「箍(たが)」と呼ばれる輪っかにする職人さんの手さばきに、「速い!すごい!」と感嘆。あっという間に仕上がった「箍」を手渡され、「簡単に曲げてるから柔らかいのかと思ったら、めちゃくちゃ硬いじゃないですか」と力を加えてみる二人。ラグビー選手の握力をもっても、曲げるのは大変そうです。

 

 

そして製造工程で最も難しいとされるのが、板を合わせて円筒状の樽に仕上げる工程。側板を一枚一枚パズルのように組み合わせ、「箍」を締め、手触りで確かめながら鉋(かんな)で削り、わずか10分ほどで樽が組み上げられていきます。クギも接着剤も使わず、一滴の酒ももらさない樽を作り上げる。まさに匠の技です。

 

 

 

 

 

職人さんの掌を見せてもらって、「僕から見たら同じ木の板にしか見えないのに、この手にかかると全く違うんですよね。皮がぶ厚くて硬くて、格好いい職人さんの手ですね」と重選手。一方、職人さんたちも、強豪チームで活躍する橋本選手と重選手を褒め称え、「応援しているので、ケガに気を付けてがんばってくださいね」と、みんなで記念撮影。スクラムを組んだり、樽を持ち上げたり、色んなポーズで大盛り上がりです。

 

 

 

樽がズラリと並ぶ貯蔵室にも今回特別に入らせてもらいました。(※通常は外からの見学のみ)

 

 

「樽がうまい酒をさらに旨くしてくれるんです」。そんな説明の後、いよいよお楽しみの試飲です。

 

 

まずは、先ほど工程を見学した「純米樽酒」(720ml1015円)を頂きます。「注いだ瞬間に木の香りがするし、口に含むとその香りが口にも鼻にも広がる感じ」。

 

お次は、菊正宗ご自慢の新ブランド「百黙」の純米大吟醸(720ml2750円)。特A地区産の山田錦だけを39%まで磨き、原料米の甘みと旨味を極限まで高めたとびきりの逸品です。「いい香りでワインみたいにフルーティー。こんな日本酒初めて」「美味しくてのど越しも良くて、いくらでも飲めそう(笑)」。二人ともとても気に入った様子です。

 

 

試飲の後は、法被を着て記念撮影。酒蔵ソフトクリーム(350円)も頂きます。「甘いモノが大好き」な重選手はペロリと平らげ、「甘いモノはあまり食べない」橋本選手も、「ほのかに日本酒の風味がして、甘すぎないから食べやすい」と完食。
売店の外には、鏡開きの記念撮影コーナーも用意されていて、外国人観光客に特に人気だそう。二人も「せーの、よいしょ!」。菊正宗酒造の酒蔵見学はこれでお開き! 

 

 

灘の酒蔵めぐり、お次は「神戸酒心館」へ。
神戸酒心館編はこちら>>

 

 

酒蔵見学を終えて・・・

 

◇ 橋本選手:
どういう風に造られているか、どんな苦労があるか、そういった話を聞いて飲むと、味わいが変わりますね。とてもいい経験になりました。
それに、『百黙』は僕の持っていた日本酒のイメージと全く違う味で、和洋どんな料理にも合いそうだし、食べながら飲んだら食も酒もかなり進みそう(笑)。日本酒の美味しさを発見したって感じです。

 

◇ 重選手:
樽を手づくりしている職人さんたちの技に感動しました。職人さんの手は、漁師だった僕のおじいちゃんの手と同じで、一つの事を貫き続けた手ですよね。熟練の技が、旨い酒を生み出すのを体感できました。
日本酒はあまり飲んだことがないんですが、『百黙』はすごくフルーティーで美味しかったです。僕はチョコレートとか甘いモノを食べながら酒を飲んだりするんですけど、そういう飲み方にも合う気がします(笑)

 

 

 

◇ 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
神戸市を本拠地とするジャパンラグビートップチーム。チーム名の「KOBELCO(コベルコ)」は、KOBE(神戸)+STEEL(鋼)+COMPANY(会社)から作られた造語で、神戸製鋼グループの統一ブランド。社会貢献活動にも力を注ぎ、地域にも親しまれている。
昨シーズン、日本ラグビーフットボール選手権大会とジャパンラグビートップリーグ2018/2019でダブル優勝。トップリーグでは15季ぶり、日本選手権では18季ぶりの日本一に輝いた。
トップリーグの次シーズンは、2020年1月12日に開幕!

 

公式ウェブサイト:https://www.kobelcosteelers.com/
※Facebook、Twitter、InstagramのオフィシャルSNSでもチーム情報等を配信中!

 

 

菊正宗酒造記念館

 

◇ 菊正宗酒造記念館
〒658-0026神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
TEL:078-854-1029
開館時間:9:30~16:30
休館日:年末年始
入館無料
http://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/

 

 

◇ 菊正宗 樽酒マイスターファクトリー
https://www.kikumasamune.co.jp/tarusake-mf/

 

専用ダイヤル:078-277-3493(電話受付時間9:30~16:30)
WEB予約はこちら:
https://www4.revn.jp/kikumasamune_reserve/

 

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