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ガラス瓶の中に小さな森。苔テラリウムづくり。

  • 摂津(阪神)
  • 体験・学び

私がレポートします!

稿
SA
女性
20代
兵庫県高砂市
ゴルフ、テニス
実家が伊丹市で、神戸の大学に通っていました。ゴルフやテニスが趣味で、フットワークも軽い方なので休みの日にはあちこち出かけています。日本酒が好きで、友達と食べ歩きをしたり、飲みに出かけるのも楽しみの一つです。

癒しアイテム&おしゃれなインテリアとしても話題の「苔テラリウム」
園芸ビギナーでも楽しめる制作体験に「苔パフェ」までついてお得感満点!

 

ガラス容器の中で苔を育てる「苔テラリウム」。
ガラスの密閉容器の中で水分が循環するため、水をほとんどあげる必要がなく、一年中グリーンが楽しめるのが特徴です。瓶の中に小さな森や植物園があるようで、インテリアとしてもすごく素敵。
簡単に作れるものだとは思っていなかったのですが、実家の近くにある園芸店で初心者向けの制作体験メニューがあったので挑戦してきました!

 

 

苔テラリウムの制作体験できるのは、宝塚市にある「陽春園」です。
阪急・山本駅から歩いて10分。大きな駐車場があって、中国自動車道・宝塚ICから8分なので車でのアクセスも便利です。
宝塚市の山本エリアは、日本三大植木産地の一つなんですよ。

 

 

「陽春園」は明治18年に創業した歴史あるガーデンセンター。園内はなんと1000坪もの広さがあるんです。
入口近くにはまず、たくさんのガーデニング用の花苗や草木が並んでいます。

 

 

奥へ進むと、さまざまな種類と高さの庭園樹が並んでいて、モデル庭園もあります。

 

 

苔テラリウム制作体験は、洋ランや観葉植物が並ぶ大温室の2階で行われます。教えてくださるのは、陽春園スタッフの濱嵜秀夫さん。
テラリウムって新しいものだと思っていたら、19世紀にイギリスで誕生したのだとか。
「テラリウム」とは、ガラスなどの容器の中で植物を栽培することで、栽培する植物を苔メインにしたものが「苔テラリウム」と言います。

 

 

濱嵜さんが、手順を実際にやって見せながら、「苔テラリウム」の歴史や特徴、それぞれの材料を説明してくれます。苔の扱い方や植え方をレクチャー頂いた後は、いよいよ自分の「苔テラリウム」づくり!

 

 

机に並んでいるのは、ガラス瓶、ピンセット、土台になる2種類の土、苔。
まずはガラス瓶の中に、どんなふうに作りたいかイメージしながら土台の土を入れていきます。

 

 

次に、モデリングソイルという、苔を植え込むのに適した保湿性のある特殊な土壌を入れます。
「土台は作り直すのが大変なので、ここで仕上がりがほぼ決まります。デザイン力と造形力を発揮してね」と、濱嵜さん。

 

 

いよいよ苔の植え込みに取り掛かります。
苔の種類は日によって変わるそうで、この日はホソバオキナゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケ、オオシラガゴケの4種類。
苔をじっくり見たのは初めてで、よく見るとカタチが全然違います。驚いたのが、苔ってなんと日本に自生しているものだけでも1000~2000種類もあるのだそうです。

 

 

 

背が高くなる苔や水が好きな苔など、それぞれの苔の特徴を教えてもらって、育ったらどんな風になるか、想像しながら苔を選び、植えていきます。
ここで重要なのが、仮根が生えるように、しっかり植え込んで土壌に密着させること。
「みんな苔に優しいんだけど、ギュッと力強く押し込んでね」と濱嵜さん。
ピンセットでつまむのも、ギュッと植え込むのも、少しずつ慣れてきて、早くも苔に愛着が湧き始めます(笑)

 

 

最後に、色砂や砂利などで川や山道などをつくります。
私は水色と白の色砂を混ぜて、川をつくりました。

 

 

苔がキチンと植え込まれていないと仮根が生えてこないので、最後に濱嵜さんがチェックして手直ししてくださいます。

 

 

霧吹きでたっぷり水を吹きかけたら、完成!
蓋をして密閉したら、後は土が乾いたら水を吹きかける程度でOK。作品によって異なりますが、水やりは数週間に一度ぐらいが目安とか。これなら初心者の私でもお世話ができそうです。

 

 

山の中に流れる川。満足のいく仕上がりです(笑)
水を吸ったら苔が一気に開いて、色も鮮やかに変わりました。
所要時間は1時間半ほど。完成品は持ち帰れます。
「苔テラリウム制作体験」は一人3,980円で、園内カフェでの「苔パフェ」またはランチも付いています。

 

 

こちらが「苔パフェ」(通常950円)です。ネーミングも見た目も可愛い♡

 

 

底にはオリジナルワッフル、さらに抹茶わらびもちや抹茶アイスなど、色んな食感と味が楽しめて、食べ応えも十分。パフェも付いて3,980円の制作体験はお得感たっぷりだと思います!

 

 

カフェの店内には、オシャレな苔テラリウムがたくさんが飾られていて、癒しの空間になっています。どれも濱嵜さんの作品。
明るさが足りない場所でもLEDライトを当てることで栽培できるそうです。

 

 

 

「苔テラリウム」は、手軽に園芸が楽しめて、インテリアとしても人気なので、じわじわブームが広がっています。陽春園の体験にも、今年だけで500人以上が参加しているそうです。

 

 

園内の奥にある「PARCO GIOCHI(パルコジョキ)」では、苔テラリウムに必要な材料をはじめ、大小さまざまなサイズと世界観の作品も販売されています。
体験でハマって、大きな作品づくりに挑戦する人も多く、森や遺跡をはじめ、ジュラシックパークの世界を再現する人もいるのだとか。

 

 

私が今回作った苔テラリウムがどんな風に成長していくか、とても楽しみです。
植物に触れて癒されて、甘いものも堪能できて、素敵な一日でした。

 

 

◇ 陽春園 YOSHUNEN
兵庫県宝塚市山本台1丁目6-33
TEL:0797-88-2112
営業時間:午前10時~午後6時
定休日:なし (年末・年始は休み)
http://www.yoshunen.co.jp/

 

◎苔テラリウム制作体験
一人3,980円(税込)※2021年12月現在
園内カフェでのランチ又は苔パフェ付き

 

【HYOGO!ナビ WEBサイト 関連ページ】
宝塚市のスポット情報はこちら

 

掲載日:令和4年1月14日        グルメ

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