丹波市が今冬もぜんざいの町に!
和洋中29店舗が参加の「ぜんざいフェア」が絶賛開催中。
「丹波大納言小豆」ってご存知ですか?
小豆の中で最も高級な品種で、朝廷にも献上されていた丹波地域の特産品です。
一般的な小豆に比べて粒が大きく、風味が豊かで、皮が薄くて口当たりが良いのが特徴。ただ、その生産量は国内小豆生産量の1%にも満たないため、とても希少なんです。
そんな「丹波大納言小豆」を使った自慢のぜんざいが堪能できる「ぜんざいフェア」が現在、丹波市で開催中です。期間は2/18(木)まで。
まさに小豆界の最高峰!
丹波市春日町でのみ栽培される「黒さや丹波大納言小豆」
「ぜんざいフェア」に29店舗参加なので、丹波市はさながら“ぜんざいの町”になるんですが、中でも私がぜひ味わってもらいたいのが、「黒さや大納言小豆」、通称「黒さや」のぜんざい。
「黒さや」は、最高級と評される「丹波大納言小豆」の中でも、図抜けて希少な品種なんですよ。
「黒さや」は丹波大納言小豆の在来種のため、栽培地域は丹波市春日町に限定されています。
古来より地域に受け継がれてきたものですが、手間暇がかかる一方で収穫量が少ないために作り手がいなくなったそうです。それを復活させたのが、当時数少ない「黒さや」を保存していた柳田隆雄さんです。
2001年には「黒さや種子保存会」を結成し、在来種の保存に努めておられます。
「育てやすいように改良したものと違って、在来種はもちろん育てるのは大変ですけど、それが自然というもの。試したんですけど、この種を他所の地に撒いても同じものは育たへんのですよ」と、柳田隆雄さん。
「黒さや」の美味しさを知ってもらいたいと、奥様の柳田明子さんは自宅内に「あずき工房やなぎた」を開き、小豆料理を提供されています。
これが、幻の「黒さや」で作った「黒さやぜんざい」800円。
“ぜんざい=甘い”というのが一般的なイメージですが、こちらは甘みより豆の風味が勝つんです。
形がキレイに残った小豆は、大き目なのに薄皮で舌触りが良く、旨味の強い「黒さや」ならではの美味しさが堪能できます。
初めて食べたとき、「ぜんざいってこんなに味わい深いものだったんだ」と驚いた程です。
今年、「黒さやぜんざい」をバージョンアップした「殿様ぜんざい」1,500円も登場。在来種の餅米で作る杵つき餅や丹波栗が乗り、量も倍以上あるんです。
「おはぎセット」800円も人気です。
どのメニューも、「黒さや」を大切に守り育てておられるのが伝わってくる、ココロもお腹も温かくなる美味しさです。
※どのメニューも3日前までに予約が必要です。
「黒さや」を使ったぜんざいを、あと2つご紹介します。
「夢の里やながわ本店」の「黒さや大納言ぜんざい」880円。
黒さや大納言に加え、丹波黒豆と丹波栗も入り、“丹波三宝”すべてを一椀で堪能できます。
カリッと焼き目のついた焼き餅も乗り、ボリューム感も十分。
自社加工工場を併設しているので、作りたてが頂けるのも特徴です。
最中やぜんざいなど、丹波大納言小豆を用いたお土産も購入できますよ。
最後は、地元で人気の中華料理店「大連飯店」の「楊貴妃ぜんざい」680円。
具だくさんでインパクト大!
黒さやはもちろん、丹波栗や白キクラゲなどがゴロゴロ入っています。
地元産の黒豆きな粉をたっぷり混ぜ込んだココナッツミルクは、香ばしさとほのかな甘みのハーモニーが抜群です。
様々な食材を組み合わせているので食感も楽しい。新しい美味しさに出合える創作ぜんざいですよ。
食後にも楽しめるようにとサイズは小さめなので、ウィークリーランチ1000円と組み合わせるのもおススメです。
和洋中さまざまなぜんざいが揃うのは、この時期だけです。
生産地・丹波だからこそ出合える、丹波大納言小豆の秀逸な美味しさをご堪能あれ。
≪お問い合わせ≫
◇ 丹波大納言小豆ぜんざいフェア事務局(株式会社シティライフNEW)
06-6338-0640
http://tamba-zenzai.com/
◇ あずき工房やなぎた
兵庫県丹波市春日町東中1425
TEL:0795-75-1249
営業日:土・日・祝日(月〜金は予約のみ営業)※3日前までに要予約
営業時間:10:00〜16:00
http://azukikoubou.jp/
◇ 夢の里やながわ 本店
兵庫県丹波市春日町野上野920
TEL:0795-74-0123
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜
https://tamba-yanagawa.co.jp/service/shop
◇ 大連飯店
兵庫県丹波市柏原町見長5
TEL:0795-72-1306
営業時間:11:00~(LO.14:00)、17:00~(LO.21:15)
定休日:火曜(但し祝日の場合営業・振替有)
http://dairenhanten.jp/
【HYOGO!ナビWEBサイト関連ページ】
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グルメ
2021年01月11日 20:55 PM
美味しそう!
いつか食べに行かねば