~古代国家を支えた海人の営み~
現存するわが国最古の歴史書『古事記』に描かれた「神話の世界」。
そこには「国生み」
イザナギ・イザナミの二柱の神様が、生まれたばかりの混沌とした大地を天沼矛で塩コオロコオロとかきまわし、矛先から滴り落ちた塩の雫が凝り固まった「おのころ島」で夫婦となって日本列島の島々を生んでいく。その中で、最初に生まれた“特別な島”が淡路島である。
その背景には、大陸や朝鮮半島と畿内を結ぶ大動脈“瀬戸内の海”の東端で、畿内の前面に横たわる瀬戸内“最大の島”として、古代国家形成期に重要な役割を果たした“海の民”の歴史があった。それは、古代国家成立の原点ともいえる紀元前の弥生時代に始まる。
日本遺産に認定された各市町にはストーリーの構成文化財をはじめ、歴史と文化を感じる様々なスポットがあります。
是非お気に入りのスポットを見つけて足を運んでください。
所在地 | 〒656-1521 淡路市多賀740 |
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TEL | 0799-80-5001 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | あり(無料)普通車:60台、大型バス:3,4台 |
国生みの神功を果たされた「伊弉諾大神」は国家統治の大権を御子神「天照大御神」に委譲され、淡路島多賀の地に幽宮(かくりのみや)を構え余生を過ごされました。
所在地 | 〒656-0423 南あわじ市榎列下幡多415 |
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TEL | 0799-42-5320 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | 普通車:100台(無料) |
古代の御原入江の中にあって伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきました。境内には日本でも有数の大鳥居があり、この鳥居は平安神宮及び厳島神社と並び「日本三大鳥居」の一つに数えられます。
所在地 | 〒656-1601 淡路市黒谷1395-3 |
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TEL | 0799-70-4217 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | あり(無料)普通車:30台 |
弥生時代後期の鉄器生産遺跡。古代国家成立に重要な役割を果たした鉄器文化を畿内に先駆けて取り入れたことを示す遺跡です。
所在地 | 〒656-0961 沼島 |
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TEL | 0799-57-0001(南あわじ市沼島出張所) |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | なし |
昔、国生みの神々が一番最初につくり出したのが沼島という伝説が残っています。海岸線には、奇岩が広がり、その中でも高さ30mもある上立神岩は竜宮の表門とも呼ばれ圧巻の一言。今も変わらない自然と共存した光景は、訪れる人を神秘の世界へと誘います。
所在地 | 〒656-2401 淡路市岩屋1873-1 |
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TEL | 0799-72-0001 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | あり(無料)普通車:72台、大型バス:10台 |
明石海峡大橋が一望できる絶好のビューポイント。開放感バツグンの公園には大橋関連の巨大なモニュメントが展示されています。みやげコーナーでは、新鮮な海の幸やさまざまな特産物を販売。地元の名物「淡路牛丼」「生しらす丼」などがおすすめです。
所在地 | 〒656-0021 洲本市塩屋1丁目1-8 |
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TEL | 0799-26-1133 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約30分 |
駐車場 | 普通車:約300台(洲本バスセンター前駐車場) 最初の1時間無料、以降1時間100円 |
淡路島洲本市にある大型レストラン。大正時代の赤レンガ造りの歴史情緒あふれる建物で100名収容できる大型レストランとお土産ショップが併設されています。
所在地 | 〒656-0501 南あわじ市福良甲1528-1 |
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TEL | 0799-52-0260 |
入場料金 | 無料 |
見学所要時間 | 約1時間 |
駐車場 | 普通車:49台、大型バス:6台 道の駅「福良」駐車場 |
淡路島には江戸時代の初期から昭和の初めまで大小様々な人形座があり、淡路島内だけでなく全国を興行して、人形浄瑠璃の魅力を伝えました。その中の大座の一つ吉田傳次郎座の道具類を淡路人形座が継承し公演をしています。
所在地 | 〒656-0024 洲本市山手1-1-27 |
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TEL | 0799-24-3331 |
入場料金 | 大人400円、大学生・高校生250円、中学生・小学生100円、幼児・障害者は入館無料 |
見学所要時間 | 約20分 |
駐車場 | あり 30台(無料) |
洲本城跡に位置し、背後に緑広がる山、前面に城の石垣と堀がある、閑静な雰囲気が漂う中に建つ史料館。展示資料には考古・歴史資料のほか、国指定重要無形民俗文化財である淡路人形浄瑠璃など、淡路の歴史が一堂に集められています。併設の直原玉青記念美術館も必見です。
所在地 | 〒656-0503 南あわじ市福良丙936-3 |
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TEL | 0799-52-2888 |
入場料金 | 大人500円、中学生200円、小学生100円、未就学児無料 |
見学所要時間 | 約1時間 |
駐車場 | あり(無料)普通車:130台、バス:20台 |
大鳴門橋の完成を記念してつくられた複合施設。うずしおゾーンにある模型と迫力の映像でうずしおの仕組みを学ぶことができます。
日本遺産に認定された各市町にはストーリーの構成文化財をはじめ、歴史と文化を感じる様々なスポットがあります。
是非お気に入りのスポットを見つけて足を運んでください。
神代の昔、伊弉諾尊と伊弉冉尊が天の沼矛で海原をかき回すと、矛から滴る潮が固まり自凝島になったという国生みの神話。二神を祭る伊弉諾神宮やおのころ島神社、神秘的な上立神岩など、淡路島には神話にまつわるパワースポットが数多く存在します。また、遺跡からは銅鐸などが多数発見され、「日本書紀」に登場する「海人」と呼ばれた海の民の活躍の足跡も残っています。
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国指定重要無形民俗文化財の淡路人形浄瑠璃を毎日公演。演目の一つ、「戎舞」に登場する福の神えびすは、二神の最初の子「蛭子命」の後の姿だといわれています。公演は10時、11時10分、13時30分、15時からの1日4回
三原平野にあるこんもりとした丘は、古くから神話の「おのころ島」とされ、崇敬されてきました。丘の上の社には伊弉諾、伊弉冉の二神が祭られ、1982年に建立された高さ約22メートルの朱塗りの鳥居が存在感を放っています。
住所:南あわじ市榎列下幡多415
TEL:0799-42-5320
住所 | 南あわじ市福良甲1528-1地先 |
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TEL | 0799-52-0260 |
営業時間 | 9:00?17:00 |
休館日 | 水曜(祝休日の場合は翌平日)、12月26日?31日 ※臨時休業あり |
URL | https://awajiningyoza.com/ |
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島全体が国生みの舞台とされる沼島のシンボル。矛先のような形をした、海面からの高さ約30メートルの岩は、二神がその周囲を回って婚姻を行った「天の御柱」ともいわれています。
問合わせ | 沼島総合観光案内所「吉甚」 |
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TEL | 0799-57-0777 |
洲本の中心街近くの海岸沿いに大規模な温泉旅館やホテルが並びます。泉質はアルカリ性単純温泉。紀淡海峡の美しい風景を眺めながらの入浴は格別です。
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淡路島の歴史と文化を伝える博物館。「日本遺産『淡路島』の歴史物語」のコーナーでは、金属器などの先進文化を畿内に先駆けて島内にもたらし、塩作りや巧みな航海術で古代国家を支えた「海人」の営みを紹介しています。
住所 | 洲本市山手1-1-27 |
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TEL | 0799-24-3331 |
営業時間 | 9:00?17:00 ※入館は閉館の30分前まで |
定休日 | 月曜、祝休日の翌平日、12月28日?1月4日 |
大正期に建てられた赤れんがの工場を活用したレストランには、島の特産品を生かしたメニューがそろいます。彩り豊かな海鮮丼は、取れたての海の幸が堪能できる人気の一品。
住所 | 洲本市塩屋1-1-8 |
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TEL | 0799-26-1133 |
営業時間 | 11:30~14:30、17:00~20:00 |
定休日 | 水曜(祝休日は営業) |
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伊弉諾尊が余生を過ごした「幽宮」の旧跡だとされる場所に立つ日本最古の神社。約1万5,000坪の広大な境内は、天然記念物の大楠などの木々が豊かに生い茂ります。
住所 | 淡路市多賀740 |
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TEL | 0799-80-5001 |
営業時間 | 8:30~17:00(社務所) |
定休日 | 年中無休 |
生まれも育ちも南あわじ市です。10年前から観光関係の仕事を続けてきた経験を活かして、淡路の良さをレポートします!
阪神淡路大震災後、地元に伝承されている「国生み神話」をPRするため、地元有志で実行委員会をつくって活動しています。今春、伊弉諾神宮そばの郡家川沿いに新たに遊歩道を整備し、桜散策を楽しんで頂けるようになりました。
2017年8月に、埼玉県から、地域おこし協力隊として淡路島に移住してきました。島で地域の活性化を目的としたさまざまな取り組みに関わりながら、関東などで淡路島のPR活動も行っています。s