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即完売&ヒット大連発!話題の刃物ブランドFEDECA 直売店&工場を現地レポート -兵庫テロワール旅-

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  • 体験・学び

私がレポートします!

稿
福田あきよ研究員
女性
50代
兵庫県稲美町
旅行、お菓子作り
小さい頃から甘いものが大好き。だけどカロリーや体調不良も気になる…。そんな時に出会ったローフードで体質が改善され、講師資格も取得。現在は自宅で、美と健康と体質改善をテーマに、砂糖・小麦・乳製品を使わない ロースイーツ教室や、腸活にぴったりな ぬか漬けの講座も開催しています。https://www.instagram.com/akokame13/

 


「兵庫テロワールlab.」テロワール研究員レポート
食や文化を味わい楽しみ、それらが生まれたルーツや背景を探り、受け継いできた人の想いや技術に触れる。大地の恵みを堪能する“兵庫テロワール旅”の情報を、現地で体感した「テロワール研究員」の視点でお届けします。

 

国内外のクラフトマンやキャンパー大絶賛「一生もののナイフ」
鍛冶のまち・三木の老舗メーカーが手掛ける刃物ブランド
製品の切れ味や使い勝手がとことん試せる直売店をレポート!

 

 

アウトドアナイフ業界で異例のヒットを連発している刃物ブランドがあります。
三木市の老舗刃物メーカー・神沢鉄工株式会社が展開するブランド「FEDECA」。
敷地内に直売店もある本社工場を訪問レポートします!

 

 

 

神戸市の北西に位置する三木市は古くから金物製造が盛んな地域で、三木市を中心に製造される「播州三木打刃物」は国の伝統的工芸品にも指定されています。
山陽自動車・三木小野ICのすぐ近く、神戸電鉄大村駅から徒歩約20分の場所にある神沢鉄工株式会社。4代目社長・神澤秀和さんに、「鍛冶のまち」の歴史を教えてもらいました。

 

 

《神澤さん談》『きっかけは戦国時代までさかのぼるんです。1580年の三木合戦で破壊された社寺や町を再興するため、三木城攻めを担った秀吉の命で、各地から大工職人や鍛冶職人が集められたそうです。そして復興が終わって大工たちが出稼ぎを始めると、彼らの持つカンナやノコギリといった道具が素晴らしいと評判になり、三木の金物が全国に広まったんです』。

 

そんな三木市で明治28年に創業した神沢鉄工株式会社。
本社工場内には、神澤秀和さんが立ち上げた自社ブランド「FEDECA」の直営店もあります。ブランドビジョンは「刃物で遊ぶ、文化を作る」。

 

 

《神澤さん談》『1970年代にアメリカに留学した際、先住民のインディアン文化に触れたんです。自然を尊ぶ彼らの生き方に触れて、生きのびる力を身につけることはとても大事だと感じたんです。
刃物は生きのびるために欠かせない道具です。
今は刃物を使いこなせない人が多い。
刃物を使い慣れていない人でも使い易いものを作って、刃物という生きるための基礎道具を使いこなす技術を身に着けて欲しい。それが私の思いなんです』。

 

 

 

 

FEDECAの製品は、ネジやハンドルなどの部品もすべて自社で製造。
「大切に長く使い続けて、使いこなしてほしい」との思いからパーツ交換にも対応。
さらに、「文化を作る」というメーカーの本気度を感じるのが、「何回でも刃物研ぎ無料」というサービス。会社が存在している限り、どのアイテムもずっと無料だそう。

 

 

FEDECAは2016年の誕生以来、数々のヒット商品を発売。
最近では、応援購入サイト「Makuake」に、2025年3月出品の「ブッシュクラフトナイフ」が1257名から2,200万円を超える支持を獲得し、アウトドアナイフ部門で歴代1位の記録を達成。新たに出品した新商品「トレイルナイフ」も既に購入額780万円超え(2025年8月末現在)。
どちらも切れ味や使い勝手と共に、好みのハンドルが選べる楽しさも評判。

 


▲ ブッシュクラフトナイフ

 

 

直売店は、そんなFEDECAの製品を存分に無料で体験できるのが魅力なんです。

 

 

私もまず「鍛造バトニング鉈」を使って、ナイフで木の棒を羽毛(フェザー)のように薄く削り重ねていくフェザースティックに挑戦。炊き付けに使うもので、これが作れれば着火剤は不要なのだとか。
スタッフの方がコツを教えてくださるものの、なかなか難しい!

 

 


▲ スタッフの方の見本

 

続いて薪割りにも初挑戦。コツを教えてもらったら、私でも簡単に割れました!

 

 

 

食材カットや革を裁断するレザークラフトも体験。
確かな技術と開発者の工夫で生まれた製品はどれも、しっくり手に収まる感じ。
タフで使いやすくて、デザイン性の高さも秀逸で、もちろん切れ味も抜群です。
工場&直売所では年1回、ワークショップや工場見学などが体験できる「ファクトリーショップ」も開催されます。

 

 

 

気になる製品がとことん試せるのは最高です。
今回、私は自宅で開いている料理教室でも使いたくてペティナイフを購入。軽くて切れ味もバツグン!毎日使うのが楽しみです。木製の柄の部分がしっくりと手になじみ、心地よいです。かっこいいMY包丁を見た主人がひとこと「俺も欲しい!」と(笑) 。次はダンナ包丁も購入したいです。

 

 

大人になっても使える一生もの、という「子ども包丁」も気になったアイテム。
危ないからと子どもに包丁を持たせないママも多いけれど、子どもはお手伝いをやりたがりますよね。料理って生きていくうえで、必要なもので楽しいものでもあるので、興味を持ち始める子ども時代にやってみるのは良いと思います。神澤さんの「子どもの時にこそ、本物の刃物をプレゼントする事で、人も物も大切にすること、刃物の正しい使い方を知ってほしい」というお話にも共感しました。

 

 

神澤さん曰く、FEDECAの製品は、人と共に「育つ」道具だそう。
鍛冶のまち・三木で「一生ものの一本」を手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

DATA:
◇ 神沢鉄工株式会社

FEDECA factory shop

兵庫県三木市鳥町27
※電話での問い合わせ不可
営業時間:10:00〜17:00
定休日:土曜・日曜・月曜
https://store.fedeca.com/
https://www.instagram.com/fedeca_global/

 

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掲載日:令和7年9月5日

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