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上立神岩

 

国生み伝説が残る神秘の島・沼島(ぬしま)
はるか昔、神々がつくり出した最初の島という国生み伝説が残る沼島は、灘の沖4.6kmにある周囲10kmの孤島。夏は海水浴で賑わい、漁業が盛んで沼島漁港に揚がる魚介類の評判は高く、夏場のハモは特に有名です。また、季節を問わず釣り客が多い人気スポットです。
『古事記』『日本書紀』の神代巻、いわゆる記紀神話によれば、天つ神はイザナギとイザナミの二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造りを命じました。二神は天の浮橋に立って、授かった矛で混沌とした世界をかき回しました。潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から落ちた雫が固まって「おのころ島」ができました。この島にイザナギとイザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び御柱と宮殿を建て、国土づくりを始めました。まず淡路島を生み、続いて四国、隠岐島、九州…最後に本州を生んだという話しが残っています。その最初の島「おのころ島」は諸説ありますが、この沼島であるとも言われています。

 

 

 

国生み伝説のゆかりの地を巡ってみると、小高い山の上にある「おのころ神社」は天地創造の神であるイザナギとイザナミの二神を祀っています。地元の人たちは、この山全体を「おのころさん」と呼び大切にしています。
島の東南海岸には見る人を驚かせる奇岩が多く点在していますが、その中でも「上立神岩(かみたてがみいわ)」は「矛先」のような形をした沼島のシンボルの岩です。高さ30mで国生み伝説の「天の御柱」とも言われ、ここにイザナギとイザナミの二神が降り立ったと伝わっています。和漢三才図会(わかんさんさいえず)では、竜宮城伝説の表門とも言われています。主に緑泥片岩からなる巨岩は海鵜(うみう)の絶好の休憩場となっています。
こちらでは磯のことを「バエ」と呼び、波で削られた奇石、怪石にはアミダバエ、コカケバエというようなユニークな名前がつけられています。
※和漢三才図会(わかんさんさいえず)は、正徳2年(1712年)頃出版された日本の百科事典
まち歩きをして気づきました。屋根の瓦が大変おもしろいです。よく見てください。


蓮光寺の瓦

 



民家の瓦

 

 

 



わかりやすい案内板

 

神宮寺は真言宗の寺院であり、元慶4年(880年)の開基と言われています。梶原氏の菩提寺でもあったので、厨子、紺紙金泥経、曼陀羅など数々の宝物は梶原氏の寄進と伝えられています。鎌倉時代の武将・梶原景時の墓も伝わっています。梶原五輪塔と呼ばれ、松香石という特殊な石でつくられています。
また、室町時代に10代将軍・足利義稙によってつくられたと伝わる「沼島庭園(伊藤邸の庭)」があります。作庭手法や歴史的考察から見て、江戸時代初期ではないかという説もありますが、沼島の特徴である緑色片岩を利用し、地層を生かした力強さあふれる石組の庭です。

他にも沼島八十八霊場巡りや周遊船での島めぐりがおすすめです。

 


 
(問)南あわじ市役所 TEL 0799-43-5001