ホーム  >  エリア情報 > 播磨西部エリア > ふるさと百景  >  海駅のまち室津(たつの市)

 

 



室津漁港

 

宿場町として栄華を極めた港・室津
クネクネとカーブが続く海沿いの道、国道53号を走ると青い播磨灘が広がっています。網干から相生までの、この海沿いの道を通称「七曲がり」と言うそう。穏やかな海とキラキラと光が遊ぶ水面に見とれながら、快適なドライブを楽しめます。春は桜、夏は深い緑、秋は紅葉と季節ごとに風景は変わります。室津はこの道の途中、深く切れ込んだ入江にある町です。

高台から眼下に広がる静かな入江に漁船がびっしりと並び、室津漁港は今も活気ある良港であることがわかります。室津の歴史は古く、港町として1300年の歴史があるとか。奈良時代に行基法師により5つの港が整備されました。そのうちの1つが「室(室津)」です。

 

 

 

室津漁港はますます海上交通の大切な港となっていきました。高倉天皇に従って厳島神社に参拝する平清盛が寄港し、賀茂神社に海路の無事を祈ったり、讃岐に流される法然上人は、往きと許されて帰りの二度立ち寄ったり、戦の途中の足利尊氏は、見性寺で作戦を立て直したという話しが残されています。
そして、室津は江戸時代に一番の栄華を迎えます。参勤交代で西国からの大名のほとんどが船で室津に到着し、ここから陸路江戸へ向かいました。 室津は海と陸の接点、宿場町として栄えたのです。侍たちだけでなく、北前船も続々入港、商売は繁盛し豪商が生まれました。諸大名が宿泊する本陣が六軒、脇本陣を兼ねた豪商の邸、宿屋、揚げ屋、置屋など軒をつらね、文字通り「室津千軒」のにぎわいであったといいます。
 

宿場町のまち並みが今も残る

 



姫路藩 御茶屋跡

 

 

 



風情のある狭い路地

 

そんなまち並みが今も残る室津。港から一歩路地を入ると石畳みが続き、宿場町として栄えた風情がここ彼処に残っています。路地の狭さも歩くのにぴったり。ふらりふらりと歩けば、豪商「魚屋」を改修してできた「たつの市立室津民俗館」、豪商「嶋屋」あとの「たつの市立室津海駅館」など見学ができます。道標も町のあちこちにあり散策しやすく、町全体がノスタルジックな雰囲気に包まれています。
室津は数々の文豪たちに愛された町でもありました。竹久夢二、井原西鶴、谷崎潤一郎、司馬遼太郎、平岩弓枝などたくさんの人々が訪れています。栄華を極め、多くの人々が往来した室津は、海上交通から陸上交通へと移り変わる時代の波の中で衰退していきました。そんなところが文豪たちの琴線に触れるのかも知れません。

心地良い海からの潮風を感じながら、歴史ロマンを満喫してみませんか。

 


(問)たつの市観光協会 室津支部 TEL 079-322-1004