9月18日にリニューアルオープンした淡路夢舞台公苑温室。日本最大級の広さを誇る「あわじグリーン館」へ行ってきました!
日本最大級の広さを誇る淡路夢舞台公苑温室が「あわじグリーン館」として、9月18日にリニューアルオープンしました!早速訪れてきました。
館内に入ってチケットを購入したら、まずは入り口にあるビデオをご覧ください。
世界的建築家・安藤忠雄氏の熱い語りを通じて、世界に誇る環境創生の取り組みが「あわじグリーン館」の位置する夢舞台で繰り広げられてきていることがよく分かります。(外国語 英・中・韓・仏対応)
兵庫県淡路市にある淡路夢舞台は複合文化施設として2000年に誕生しました。
国際会議場、温室植物館、ホテル、野外劇場、レストランなど多くの施設を備え訪れる人々の交流の場として、「人と自然との共生」をテーマに掲げています。
関空の埋め立てのために土砂を採取した跡地で、木が一本もなかった状態から、地域を挙げて環境創成に取り組み、木を植林し、自然の再生を実現させ、素晴らしい環境を創り上げています。
設計は、安藤忠雄氏で「木を育てながら環境を造る」をテーマにしているそうです。
あわじグリーン館館長の稲田純一氏は、世界文化遺産にも登録されるシンガポール国立植物園の企画運営などに携わってきた方で、世界的水準の植物館でSDGsに繋がる「今、世界水準が淡路で花開く ここでしか体感できない環境創生」、「淡路夢舞台 “Kid’s Botanic Gardens” ~子どもたちを地球環境のリーダーへ」という2つのコンセプトを元に、あわじグリーン館を運営されています。
あわじグリーン館がある夢舞台は、淡路島観光地化の先駆けとなった場所で、淡路島の地域振興が今以上に図られていってほしいとの願いが込められています。
「世界オンリーワンの夢舞台へ、是非世界一の吊り橋を渡って沢山の人に訪れて頂くとともに、この場所でしかできない環境学習を多くの子ども達にしてほしい」と兵庫県園芸・公園協会理事長の石井孝一氏が強く語っておられました。
館内エレベーターを上がった植物館の入り口は、「世界に誇る環境創生の取り組みがここにある。」と夢舞台創設に関する文章が書かれているので、是非読んでみてください。
「自然の美しさも人間の手による造形の美しさもどちらもごゆっくり味わってください。」
海が見渡せる館内には、建物の高さを生かした天井まで届く高さのナンヨウスギがあります。
展示室1 みどりのちょうこく
乾燥地帯に生育するサボテン類、ユーフォルビア類など多肉植物を栽培展示しています。「緑の彫刻」と呼べるほど見事な植物の造形が楽しめます。
レモンイエローの花は年に一回しか咲かないとのこと。見頃は11月頃で、植物ならではの変化が楽しめます。大きいユーフォルビア・ホワイトゴーストもその形態が素晴らしく、珍しいそうです。
展示室2 しきさいのにわ
色彩の庭には、熱帯、亜熱帯地域から集められた植物が展示されており、植物それぞれが持つ豊かな色彩と緑のマジックが訪れる人々を魅了します。
館内の至る箇所に「LOOK」、「形」、「香り」等のプレートがあります。是非見て、香ってみてください。
見逃さず見てほしいという職員の皆様の優しさだそうです。
ハワイやオーストラリアなど様々な国から貴重な植物を取り寄せられており、とても色鮮やか。これだけいろいろな植物の種類があるのは世界的にも珍しく、稲田館長のネットワークの広さに驚かされます。
展示室3 くらしのみどり
日本の庭園を再現し、日本の文化を楽しむ、昔の日本の庭園を楽しむことをテーマとしており、自宅の庭をイメージしやすいような展示になっています。庭をゆったり楽しめるよう、くつろげる場所があるので、是非椅子に座って昔ながらの日本庭園を味わってみてください。
この庭園にたくさん植えられているフジバカマは「蝶を呼ぶお花」と呼ばれており、「旅する蝶」と言われるアサギマダラが集まります。運が良ければ館内でもアサギマダラが飛んでいるところが鑑賞できるかも。
展示室4 しんかのにわ
オーストラリアからやってきたジュラシックツリーは約2億年前からほとんど姿が変わっていないそう。12本展示されており、これだけの数があるのはこの植物館だけ。ジュラシックツリーの可愛いキャラクターにも注目です。
※ 化石でしか残っていないと思われた植物(ジュラシックツリー)が1900年代にオーストラリアで見つかり、植物界では世紀の大発見となりました。
展示室4の真下 ひかげのにわ
水の流れに耳を傾け、涼しげで爽やかな雰囲気を体感できます。
室内緑化にも適した低照度で育つ植物が展示されており、季節ごとに様々な工夫がされています。
展示室5 にぎわいのにわ
黄色の洋ラン 別名ダンシングレディ(ダンシングドール)
展示室正面にそびえ立つガーデンキャッスルは、まさに「生きたツリー」。
その隣には、子供達だけが通り抜けられる小さな柳のトンネルがあります。トンネルを抜けると、自由に書いたり、座ったり、遊んだりと自然に触れ合いながら学び、子供達がくつろげる場が広がっています。
ガーデンキャッスルは、今後様々な色のランで何層も重ねて覆われ、今以上にカラフルなものになる予定だとか。次回訪れたときの楽しみにしてみてはどうでしょうか。
結婚式を挙げる場所、植物と触れ合える環境、子供達の遊び場、森のクリスマスパーティー会場等々、特別な空間として利用できます。
花のアーチは時間によってはミストが出て、幻想的な雰囲気が楽しめます。
様々な形や色のアンスリュームの花道もおすすめです。
2階にはテラスがあり、休憩しながらお花を楽しんだり、本を読んだりと自由に過ごせるスペースや子供達が遊べるコーナーがあります。また、職員の方がデザインした手作り缶バッチのオリジナルガチャガチャが楽しめます。
(※新型コロナウイルスの影響で、イベントや各施設の営業時間に変更が生じています。出発前にご確認ください。)
DATA:
◇ 兵庫県立淡路夢舞台公苑温室 AWAJI GREEN HOUSE(あわじグリーン館)
・住所:〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台4
・TEL:0799-74-1200
・H P:https://awaji-botanicalgarden.com/
・営業時間:10時~18時(最終入館17時30分)
・休館日:年2回(お問合わせ下さい)
・入館料:通常展 大人 750円 シルバー 370円
特別展 大人 1800円 シルバー 900円
(*共通:高校生以下 無料、シルバー料金は70歳以上)
Facebook @awajibotanicalg Instagram @awaji_botanicalg Twitter @awajibotanicalG
【HYOGO!ナビ WEBサイト 関連ページ】
◇ 淡路島のスポット情報はこちら
掲載日:令和3年10月29日