漢代(紀元前202年~後220年)は、一時期を除き、400年もの長きにわたり統一国家として安定を保った時代です。
中国をはじめて統一した秦の末期から前漢にいたる時代は、戦乱により国土が疲弊していましたが、第5代文帝と第6代景帝の頃(前180年~前141年)には、社会が安定し漢王朝の基盤が固まりました。「文景の治」と呼ばれるこの時代は、経済的発展と祖先崇拝を基本とする儒教の広がりとが相まって、以前より下の階層まで丁重な葬礼を行うようになり、高価な青銅器や漆器に代わり墓に納めるやきもの(明器)も普及するようになっていきました。漢代は、多くの種類のやきものが作られた時代で、褐釉陶や緑釉陶といった鉛釉陶が本格的に作られるようになりました。
本展では、令和3年に新しく千石コレクションに加わった焼成や胎土、色や紋様などが異なる多様な漢王朝時代のやきものを紹介します。
開催日 | 2022年3月19日(土)~2022年9月11日(日) |
---|---|
開催場所 | 古代鏡展示館(兵庫県立考古博物館加西分館) |
開催時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 水曜日 ※3月23日(水)~5月10日(火)は無休 |
アクセス | 自動車:中国自動車道 … 加西インターより南へ3km 山陽自動車道 … 加古川北インターより北へ9km 加古川バイパス … 加古川西ランプより北へ17km その他:「アスティアかさい」(加西市)よりタクシー15分 |
料金 | 一般100円、高校生以下無料。 ※障害者手帳(ミライロID)提示で本人20円、介助者1名無料 |
問い合わせ先 | 古代鏡展示館(兵庫県立考古博物館加西分館) |
TEL | 0790-47-2212 |
H.P | https://www.hyogo-koukohaku.jp/kodaikyou/ |
kokohaku_kasai@pref.hyogo.lg.jp | |
チラシ |